湧き水と梅花藻の醒ケ井

地蔵川
以前、別のブログでも書いたお話ですが、
夏の18きっぷの小旅行(日帰り旅行)にぴったりの話題です。

醒ケ井というと、JR東海とJR西日本との境界に位置する
東海側の駅…というイメージが強かったのですが、
「梅花藻」という白い小さな花を夏に咲かせる
水中植物の話を聞き、醒ケ井が有名なのだと聞かされ、
それ以来、ずっと憧れていました。

やっと出かけた醒ケ井は小さな小さな町で、
飲食店もお土産屋も特にはない、
ゆっくりと時間が流れるのんびりとしたところでした。
駅で貰った案内プリントを手に、駅前ロータリーと道を渡って
「こっちでいいのかな?」と不安に思いつつ、
なんとなく道なりに5分程歩くと
梅花藻の群生地、地蔵川に出会いました。


上の写真がそうなのですが、
澄み切った清流の中に生い茂っている植物、これが梅花藻です。
川の流れは結構速いです。
梅花藻

ここには清流にしか住まない、日本でももう既に
滋賀県東部と岐阜県の平野部の湧水にしかみられない
ハリヨという魚(絶滅危惧種CR)が住んでいます。
「あっ、ごらん、ハリヨだよ」と居合わせたおじさんが言うので
慌てて見たら…
小っさくってじっとしていないので写真に撮れませんでした。
カジカ
仕方ないので、側に居たカジカ(絶滅危惧種EN)でも。

と、こんなふうにきれいな水にしかいない、
極めて珍しい生き物もフツーに見れてしまうのもすごいです。
何カ所も湧水地があり、あちらこちらにコップが置いてあります。
湧水地
これ、全部わき水です。涼し〜〜
ペットボトル持参で行くと幸せになれます。
(駅に隣接した水の宿駅(えき)でも空ペットボトル売ってました。)

水の温度は年間を通じて14度。
冷たい水が暑い日には心地良いです。水を汲む際につけてみたり。

最寄駅はJR東海道本線・醒ケ井駅。
米原と大垣の間なので、ムーンライトながらご利用の際、
ついでに観光されてはいかがでしょうか?
ムーンライトながらで大垣到着後、
新快速の席取り合戦に敗れた方はぜひ。
“居醒の清水”を寝覚めにいかがですか?

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カテゴリー: 18きっぷ, 旅の話, 日本の鉄道 — 詠 11:00 PM  
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1 件のコメント »
  1. 醒ヶ井は周遊指定地で、周遊券の条件を満たすために養鱒場へのバスの券を掛け捨てで買うところで有名でした。
    一度は行ってみたいと思っているのですがなかなか行けないからこそ観光地化しないのでしょうね。

    コメント by tgv844 — 2009 年 7 月 19 日 10:58 PM
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