またヨーロッパの寝台列車指定券

寝台指定券
またまた、ヨーロッパの切符です。

先頃、探し物をしている時にごっそりと見つけた
ヨーロッパ旅行の記念品の袋の中にあったもの。
券面の左上にフランス国鉄のマークが入っているように
これは現地の駅で直接予約したものではなく、
電信で予約した寝台列車の予約券です。

おかげで、いろいろな項目が
英語表記になっているので分かりやすいですね。


これは以前にこのブログでも2、3度取り上げた事がある
ユーロナイト268(ドイツ国内ではD249)
カールマーン・イムレ号のものです。
この券の当時、ミュンヘンを23時45分に出発し、
ブダペスト東駅に翌朝9時13分に到着するというように
以前より1時間以上も所要時間がかかるようになっていました。

券面には中程の表に左から乗車の月日、発車時刻、乗車駅、
降車駅、降車の月日、到着時刻、クラスが印字されています。
その下の大きな枠内には列車番号(268)、
その隣に車両番号(号車みたいなもの)、その隣には
座席…といいますか寝台番号が書かれています。

豪勢に1等寝台を取ってしまいました〜
車両番号の下に「ドイツ鉄道の2ベッド ファミリータイプ」の
コンパートメントといった事が印字されています。

写真を撮っていないのが悔やまれますが、
カギの掛かるコンパートメントで、
オーストリアがシェンゲン協定に加盟した後でしたので
寝台でも簡易寝台でも独墺国境は起こされずに通過できました。
ヨーロッパの寝台列車では良くある事なのですが、
部屋の中に洗面台が付いていました。
普段はテーブルのようになっていますが、使う時には
重いフタを外して、ピカピカの金属の洗面台を出してやります。

階段は木製で可動式。
2人部屋でも2段ベッドですから。

部屋には4本、つまり一人2本ずつのミネラルウォーターが
サービスとして置かれていましたが、
ハンガリーのブランドのガス入りで、
かなーりクセのあるミネラルっぽい味でしたので、
結果、私が4本とも頂くことになりました(笑)。

夜行列車って、空気が乾燥しているので喉が乾くんですよ。
特に冬だと暖房のせいで強烈です。
乗車の前に駅で2本ぐらい飲み物を仕込んで行くので
水だらけになってしまいました。

朝食は以前も書きましたが、
3品+パン+暖かい飲み物の「豪気な」ものでした。
ダイヤ改正になって、
国境通過が7時頃になったからでしょうか、
バターやハムなどのアイテムはハンガリー製でした。

ハンガリーはシェンゲン協定に加盟していないので、
ここでは入国審査と税関のチェックが入りました。
しかし、ハンガリーが西側化して長い月日が経ったからか
日本からも観光客が多くなったのか、税関の係官さんが
「ゼイカンデーース」と入って来た時にはビビリました。
めっちゃ日本語!

この1等寝台、2人で大体1万円ちょっとでした。
これと乗車券で利用できます。(各種パスもOK)

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