すっかり、海外で鉄道を利用した時に投稿するブログになりました。
ドイツ通いの費用捻出のため、18きっぷでの国内旅行も自粛して数年、
国内旅行のネタもすっかり無くなってしまってしまいました…
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さて、今、NHKの朝の連ドラで「椿姫」が取り上げられているので、
久しぶりに長いエントリを書いてみたいと思います。
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三文恋愛小説の名作、と書くと叱られてしまうかもしれませんが、大好きなんですよ。
小デュマの原作を子供の頃に読んで、
悲哀というものを感じる以前に、冒頭から哀れとしか言い様のない
出オチ(主人公アルマンと墓から出されたヒロインであるマルグリットの
白骨化した遺体との対面)にのっけからヤラれ、
水に漂う血の色がしっかりと色付けされたイメージで頭に残り、
ファウストの幻の中のグレートヒェンの首の赤い糸と共に、
小説から受けるイメージの強烈さでは、自分の中では双璧なのですが、
その分、オペラの「ラ・トラヴィアータ(椿姫)」の
脚色具合には不満だらけなのです。
もともとオペラなんて、レチタティーヴォやアリアやらで進める
内容なんて、分量は少なくしなきゃならないですよ、わかってますよ。
もちろん、指揮者・クライバーの大ファンなので
コトルバスのヴィオレッタは何度もCDで聞いてますし、
あんなに元気そうな丸顔で、コロラトゥーラなのにヴィオレッタ?という
グルべローヴァの映像も「でも、凄いなぁ」とか思ってましたが、
実際観に行く段となると、候補の演目からは除外していた椿姫、
「まぁ、いいか、フツーの演目で。バックステージツアーの縁もあるし」と
たまたま観たバイエルン州立歌劇場のステージに、
まんまと泣かされました。涙が止まらない(笑)。
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