「篤姫」の坂本竜馬と嘉例川駅

今日もなんとなくNHKの「篤姫」を見ていたら、
竜馬とお龍さんの新婚旅行のくだりが出て来ました。
伏見で幕府側に狙われた龍馬を匿うためと、療養の為に
薩摩の家老、小松帯刀がすすめた…というヤツです。
日本最初の新婚旅行と言われているものですね。

ところが、いつも感じるのですが、
この「篤姫」では本筋とかかわりのない部分を
とても大雑把に括って流してしまうようで、
今日も新婚旅行先は「霧島温泉」となっていました。

「霧島のふもとの温泉」という言い方のナレーションも
後でさらっと出て来ましたが、
霧島山麓の温泉、「新川渓谷温泉郷」の地元の方々は
思わず「そんな!」と声に出された事でしょう。

「新川渓谷温泉郷」
温泉好きな方以外にとっては、
聞き慣れない地名かもしれませんが、
「鉄」の人達にはこの駅名でなら有名かもしれません。
ここへの最寄り駅、嘉例川駅(かれいがわ)ならば。

嘉例川駅舎


最古の駅舎として有名な嘉例川駅は
肥薩線で隼人から20分のところにある小さな駅です。
しかし、有名なレトロ駅ということもあって
特急「はやとの風」も停車します。

NHKの最長片道切符の旅や全線乗り尽くしの旅などで
何度も何度も登場された、名誉駅長さんの駅でもあります。
(普段は無人駅です)

はやとの風
停車中は、「はやとの風」のサービススタッフが
プラカードを持って記念撮影に応じてくれます。
運が良いと、駅長さんも混ざってくれたり。
自分の乗る列車を待っていたら
たまたま「はやとの風」が来たのでパチリ。

嘉例川駅名板
駅名はJRの難読駅名の一つと言って良いかもしれません。
どの部分の事か覚えていませんが、この駅は以前
マニアによって駅看板が盗まれ、
全国からの募金で修復したというエピソードもありました。

.
で、龍馬の新婚旅行は、正しくは「霧島温泉郷」ではなく、
この新川渓谷温泉郷の中ひとつ、塩浸温泉でした。
現在もこのお風呂は天降川の川沿いにあります。
建物も、目隠しも何もないオープンな浴槽ですが
勇気のある人なら入れ……ませんよ、あれ。

番組でも映った竜馬とお龍さんの像も近くにあります。

そして傷に効く、と言われたのは
ここから川に沿って5分程下ったところ、
同じ新川渓谷温泉郷の、妙見温泉の「きず湯」ですね。
妙見
西郷さんもここで疲れを癒したという所ですが、
えー、実は温泉と言うより冷泉です。
かなり冷たいです。
すぐにすぐ横の暖かい湯に逃げ込んでしまいます。

新川渓谷温泉郷に行くには
距離的には隣の中福良駅の方が近いのですが、
実際には、この嘉例川からの方が、
路線バスや温泉バスもあって便利です。

本当に良いところですよ。
天降川には鮎も居ますが、この川に向けて
あちこちから自噴した温泉が流れ込んでいます。
もったいない! ホントに贅沢ですよね。

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カテゴリー: 日本の鉄道, 鉄道旅行 — 詠 10:01 PM  
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