2008 年 11 月 21 日
大正ロマン
先日、私が欲しいと思っている駅銘板のお話を書きました。
「大正ロマンすら感じさせる駅」と書きましたが、
本当に大正時代、今から75年前に作られた駅舎でした。
阪神間のJR線で現役最古級の木造駅舎として
マニアの方々には有名だった駅でした。
同僚の?旧二条駅や旧奈良駅と同じく、
駅舎自体は昨年、その役目を終えました。
現在工事中の為、防じん用の幕などがブサイクですね〜
木と鉄の筋交いで作られた跨線橋。
有名な話ですが、この駅を特徴づけている鉄骨は
実は東海道線が出来た当初の英国製レールの再利用なのです。
曲がりくねった跨線橋の中。
明治・大正時代のレールです。
どことなくコロニアルな雰囲気も。
とても美しかった北口コンコースの
アールデコな明かり取りの窓。
レトロ駅舎というと、嘉例川駅とか琴平駅などが
現在まだ残っていますが、
このモダンさは神戸ならではと言えるかもしれません。
震災以降、震災復興住宅や文化施設、病院などが
この駅の近くに作られた事もあって利用者が増え、
レトロ駅舎の不便さが多くの利用者から訴えられ、
何の面白みもない駅へと変わる事となりました。
以前の駅舎の明かり取りのような形の窓が
作られるようですが、全然別物なのには違いありません。
小さくて美しかった駅は、もう
跨線橋と駅銘板に面影を残すのみとなりました。
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