ローカル線と呼ばないで・2〜仙崎・青海島へ
前回、長くなったので途中で止めてしまった
美祢線の話の続きを、今回もさせて頂きます。
厚狭を出発して北上する美祢線は、
社会科の教科書でも有名なカルスト大地、
秋吉台の側を通ります。
セメントだけではなく、ラップもここの産物だと
美祢駅の展示で初めて知りました!
あとは栗ですよね。この辺りの栗はとても大きいんだそうです。
とにかく、JRの本数が少ないので、
途中駅で列車を待つ時は乗り遅れていないか、どきどきします。
あっ、やって来た! あー、よかった。
写真は美祢駅。
秋吉洞からバスに乗って美祢駅まで行く事もできます。
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あっさりとして、気持ちいいぐらいの線路です。
単線で、電線もなく(気動車ですから)、
グニャグニャと谷を縫って走る、
「ああ、旅をしている!」と実感出来る旅です。
山陰本線との接続駅、長門市駅では
向こうのホームに”みすゞ潮彩”号が居ました。
この列車は山口県の山陰線を走る花形列車で、
下関から金子みすゞの生地、仙崎を結ぶクルージングトレインです。
クルージングトレインの元祖、リゾートしらかみや
呉線の瀬戸内シーサイド、トロッコ列車などと同じく、
18きっぷでも座席指定券だけで乗る事ができます。
運行本数の少ない区間を走る列車ですので
(ましてや1日10本しかない仙崎行き)
このみすず潮彩は2両編成の1両だけが指定席で
あとは普通に住民の足となっていますので、
この写真を撮った時も降りて来た大半が学生でした。
金色の縁で囲まれた駅名ボードは
みすず潮彩の停車駅に設置されていて、
一つ一つにみすずの詩が書かれています。
長門市駅は「鯨法会」です。
美祢線の終着駅、仙崎駅です。
ポストといい、レトロな雰囲気になっています。
駅前のひらめ料理店で昼食をとりました。
とても安くて美味しかったのですが、当然なんでしょうが
ひらめが養殖もので(多分あの味は)、ちょっと残念でした。
あと、仙崎といえば何と言っても蒲鉾でしょう。
ウチの祖母はここの蒲鉾を好んで食べていたそうです。
長門市、仙崎あたりに来ると必ず買って帰ります。
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仙崎からバスに乗って海上アルプスとも言われる
青海島(おうみしま)に行くことができます。
ここはなんと言ってもこれですよ!
夏みかん!の原樹があります。
漁師さんが寝ているお昼の漁港をうろついてみましたが、
水が底まで透き通っていて、
キラキラ光る小魚が沢山泳いでいるのが見えます。
こんなきれいな所で捕れた、こんなきれいな魚からできた
蒲鉾やじゃこならそりゃおいしいだろう、と思いました。
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