ユーレイル特典

実は…いえ、
このブログの過去記事を見て頂ければお分かりでしょうが
はっきり言って、私の得意ジャンルはむしろ
ヨーロッパの鉄道旅行なんですね。

なにしろ、ブルートレインより、ムーンライトより先に
ヨーロッパの寝台車や簡易寝台車（クシェット）に乗っていました。
夜行列車初体験はヨーロッパでした。
我ながら、たいしたものです（笑）。

ユーレイルパスやユーレイル・セーバーパス、
ユーロ・パスなどもヨーロッパ旅行には欠かせません。
寝台料金を別途支払えば、これらのパスも寝台特急でも使えます。

これらのパスでホテルが割引になったり、
国鉄系の航路、路線バスに乗れるのは18きっぷに似ていますが、
私営の船や路線バスが割引になったりするのは、
高額なパスならではと言う感じです。
そして、いくつかの主要駅にはラウンジがあったりするのですが、
通常の１等車用のパスを持っていれば、
特典として、これを使えたりもするのです。
空港のVIP用ラウンジみたいで、ちょっと優越感かもしれません。

私はドイツ・オーストリア・東欧周辺によく行くのですが
ウィーンの駅にこのラウンジがあるという事に
ずいぶん長い間気づきませんでした。
昨年の旅行の際、初めて使ったのですが
多少質素ではあるものの、空港ラウンジなんかより
よっぽどいいじゃないですか！

いつも寝台列車を待つ間の時間つぶしに困っていました。
市中のレストランやビアホールにいるのも落ち着かないし
駅の周りは物騒だし、駅のカフェやスタンドは長居出来ない。
乗る距離にもよりますが、発車時刻が大体21〜23時なんです。
入線してくるのは始発駅でも、せいぜい30分前。

その点、駅のラウンジなら案内放送は入るし
客層は良いから、盗難の心配も少ないし、
食べ物はおつまみ程度ですが、
飲み物は種類が豊富で、当然ですが？全て無料です。

ユーレイルパスや各国パスを使われる時は
特典ブックレットのチェックはお勧めです。

そして上の写真です。
これは電池をまだ使っていないので判り難いですが、
ユーレイルパスの世界時計です。
別のデザインのものもありますし、
LEDライトとコンパス付きラジオもあります。

これらは実はユーレイルパスを使いながら、
日程や経路、乗った列車の時刻などを
パスの表紙に付いているレポート用紙に記入して
使い終わった最終目的地の駅のポストなどで投函すると、
後日、日本の住所まで送ってくれる記念品なのです。

大体、3種類ぐらいリストにあって、欲しいものが選べます。
これも最初のうちは気づかずに、ずっと貰い損ねていました。

旅する度に気づく事が沢山あって、
結構、鉄道パスって使っているようで
全然使えていないんだなぁ…とつくづく感じます。

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