ヨーロッパではコンサートチケットで電車に乗れる?

ライムントテアター 切符
最近は検索サイトから
このサイトに来て下さるお客様も増えましたが、
果たしてお探しの事柄の答はありましたでしょうか?

ちゃんとした説明ができてないよなー、と思っている事、
実は沢山ありまして、管理人としても申し訳なく思っております。
そんな中途半端な記事のフォロー企画、名付けて(?)
「勝手にお答えしちゃおう!」
まず取り上げたいのは
「ヨーロッパではコンサートのチケットを持っていると
市内交通はタダになるってホント?」というお話。

結構コレ、コンスタントにお客様がいらっしゃる事なんですが
軽く話題の端っこで触れただけで、
ちゃんとした説明はしていませんでした。
改めて、このトリビア、検証したいと思います!


トップの画像はちょっと印字が消えかかっていて
見にくいので恐縮ですが(適当に放置してたので…)、
ウィーンのライムントテアーターという劇場のチケットです。
古い、由緒正しい劇場の一つですが、
今はミュージカルなどを上演したりしています。
このチケットもディズニーのミュージカル「美女と野獣」です。
何もウィーンで…と言われそうですが。

この切符の裏面を見てみると…
ライムントテアター 切符 裏面
下の方に大きくウィーン交通局のマークが入って、
その上に色々と説明書が印刷されています。

赤の下線を入れたあたりには、おおざっぱに言うと
上演の劇場まで、当日、ウィーン交通局の
“中心ゾーン100”内ならこの切符で無料で利用できると
いった説明がされています。
残念ながら、日本人旅行者もよく行く
国立(元)歌劇場やウィーンフォルクスオーパー
などはこの交通無料サービスはありません。

まあ、立ち見なら300円程度で見られるものに
足までタダでは付けられない、という事でしょうか。
もっとも、このライムントテアターのきっぷも
1000円ほど(の1時間前半額セール)なんですが。

.
オペラはみんなこのサービスがないのかというと、
ミュンヘンではオペラも対象となります。
ナショナルシアター 切符
このバイエルン国立歌劇場のチケット、
よく見ると右下の方に小さく
ミュンヘン交通局(MVV)のマークが入っています。

裏返して見ると、広告の右横に
交通サービスの説明が入っています。
ナショナルシアター 切符 裏面
例えばソワレ(夜の上演)の場合だと、
上演開始時刻の二時間前から終演後三時間後まで
このチケットでミュンヘン市営交通を利用できると
書かれています。

バイエルン国立歌劇場の公演は、この
ナツィオナルテアーター(国立劇場)だけでなく、
他のプリンツレゲンテン劇場での小さな公演でも
市営交通無料のサービスは付いていました。
券面にMit MVV-Benutzungと書かれていまして、
裏面は素朴に、でかでかと説明書きが。
バイエルン国立歌劇場 切符 裏面
18時から終演後3時間以内有効らしいです。

まあ、バイエルンはウィーンと比べて、チケットの
最低価格が高額ですから、これが可能なのかもしれません。

こんな感じですべてのコンサートで行き帰りの
交通費がサービスになる訳ではないものの、
結構使える場合があるので、まずはチケットをチェックです。

バイエルン国立歌劇場
バイエルンのナツィオナルテアーターはかなり巨大で豪華。
しかもいまだバリバリの保守王国で、階層格差が激しいです。
安チケットを持っている場合は正面玄関からは入れません。
でも地方色豊かでいいんですよね〜

.
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カテゴリー: ドイツ・オーストリア, 海外の鉄道 — 詠 8:47 PM  
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