公(軌)道最速プロジェクト〜2
前回に続いて
ミュンヘン−ニュルンベルク−エクスプレスのお話です。
上の写真のように、なんの変哲も無いレギオナルツーク、
地域快速列車ですがその下の
ミュンヘン−ニュルンベルク−エクスプレスの
ネームはダテじゃない。
追加料金もなく、フツーの乗車券だけで乗れる在来線ですが
鉄道王国ドイツ・ローカル線最速、時速200kmで激走する列車、
もしかすると欧州最速のローカル線かもしれません。
途中、並走するアウトバーンも雨天なのに水煙が尋常でなく、
何キロで走ってるんだ!?というスピードですが、
当然、列車も負けてはいません。
この軌道を走る最速は同じくミュンヘン-ニュルンベルクを結ぶ
ICEで、時速320kmで疾走してるようですが、
ミュンヘン−ニュルンベルク−エクスプレスに乗るだけで十分。
今日は車内などもご覧頂こうかと思います。
結構、豪華っスよ!
何を思ったか、つい一等車のチケットを買ってしまいました。
ミュンヘン中央駅はヨーロッパの終着駅にありがちな
頭端式(フォーク型)のホームですので、後部の車輌から乗車しました。
その時に2輛目あたりから乗っちゃったんでしょうか、
歩けど1等車が見当たらない。
これは後ろの方の車輌。
2等車ですが、かなりゆったりした作りです。
明るい新造車輌で、700系辺りの新幹線にも似た雰囲気です。
平日9時6分の列車なので、ビジネス客も多いので
一層、そう感じるのかもしれません。
デッキとはガラスのドアで仕切られています。
.
思えば、ただの快速ですから1両の半分ぐらいが1等車なんでしょう。
最後尾にあったのだと思いますが、見つけられずに
結局先頭車輌まで行ってしまいました。
くり返しますが、フォーク型のプラットホーム、
先頭の方は当然人が少なくなります。
先頭車輌後部です。
少なっ! 人が少ないっ!!
1等車は諦めて、中央座席に落ち着く事にしました。
中央の座席はテーブル付きの席です。
…くり返しますが、ただの快速ですよ。
しかも2等車です。
お隣は巨大なパンやチーズ、果物を持ち込んで朝食中です。
.
チケットを広げてじっくりルールなど確認。
コーヒーは駅で買える1.99ユーロのカプチーノ。
もちろん名門、ダルマイヤーの豆を使っている店で。
と、思っていたら車内販売も。
なるほど、ビストロカーを並結していない
ミュンヘン−ニュルンベルク−エクスプレス、
車内販売でそれを補っているようです。
コーヒーは3ユーロ。
日本よりも更にちょっと高いです。
.
先頭車輌前半分は運転台と自転車置き場。
…んん!? あれっ、電車だ!
そうか、ただの快速ですしね。
そしてここにかぶり付きでじっと立ったまま、
前方を見続けている人が。
ドイツ鉄道の人かと、最初は思っていたのですが、
只の鉄の人だったようです。筋金入りの。
交替してもらって二人でじっくり見ていたら
途中、カーテンを閉められてしまいました…
.
カーテン閉められてます…
そしてガラス戸より前方のデッキ部分にも
座席が8つほどあり、そこに車内販売の人が座ってます。
途中で自分が売っていたコーヒー、飲んでました(笑)。
お年寄りが一人、途中で乗って来て、
やっぱり座らずにウロウロしています、
.
このスペースもお約束で一枚。
ここも美しい!
ICE3、4あたりに通ずるクールなデザインです。
.
.にほんブログ村 女性鉄道ファン
←応援頂けたらがんばれます!
スポンサードリンク
コメントはまだありません。