変な駅名

半家駅

昨日、変な遊びの写真を載せてしまったので、
今日はその流れから駅名の話です。

そもそも地名・人名には難読なものが多いので
駅名だって難読なものが多くなるのは仕方がありませんが
時々困る事がありますよね。

とりわけ難読…というわけではありませんが、
大阪市営地下鉄の谷町線は
「いろいろと折り合いつけるのに苦労したんだな」
と、感じさせる駅名が並んでいます。
太子橋今市、千林大宮、関目高殿、四天王寺夕陽ヶ丘、
駒川中野、喜連瓜破(あ、これは難読かも)…と
駅名を取り合った結果、両方の地名を並べた感がありありです。

以前、この線に乗っていて乗り過ごし、
慌てて電話連絡をしたのですが、
「今どこにいるの?」と言われて、読めなかった事があります。
漢字で「あっ、無理」と思ったので駅名の仮名表示を見たら
もっと読めませんでした。
 のえうちんだい
どこで切るのよ(笑)。
焦って「のえぅちんだぃ〜?↑」と、
妙なイントネーションになって、相手も「ハァ!?」でした。
野江内代駅です。
落ち着けば「のえ・うちんだい」と判りますが
慌ててる人間向けに「のえ うちんだい」と
スペースを付けるとかして、振りがなをしてほしいものです。


その後、とある仕事先で最初に苦労したのは関西圏の
桜井線と和歌山線でした。
その近辺で言うと、阪和線にもちょっと思い出があります。

お怒り気味のお客様と電話で話していて、お客様が
「のぶたやま、あるやろ!?」
…のぶたやま? 野豚山? なんかかわいい。
いやいや、このお客様のイントネーションからすると大阪、
しかも泉州か播州あたりの感じ?
阪和線か姫路辺りだと……
信太山かっ!
「しのだやま、でしょうか?(恐る恐る)」
「んっ、……あ。しのだやまいうんか、スマンな〜えへへ」
と、一気にソフトムードになった事があります。
揚げ足取るな! と言われるかもしれませんが、
間違った場所で話をすすめる訳にもいきませんし、
恐る恐る聞いたのですが、かわいい間違いで一気に和みました。

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トレイング2000のおかげでJR東日本の駅には
結構詳しくなったので、この3カ月程の仕事も助かりましたが
それにしても難読・珍駅名は困ります。
次の仕事先でも駅名は知っていると便利だったので、
暇な時は「駅名しりとり」とかしていました(笑)。

おかげで日本一の難読駅名として有名な特牛は、
初めて通った時、美しい風景より何より、
「うあーー、特牛だ!」と興奮して(笑)
駅名表示しか見ていませんでした… もったいない。

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バーデンバーデン駅名
変わった駅名といえば、そう言えばここもでしょうか?

バーデン-バーデン。
ドイツに行くと必ずのように泊まる町です。
駅舎改装してから、新幹線ICEの駅らしくはなりましたが、
無機質で、かえって田舎っぽい駅になってしまいました。

ヨーロッパには温泉保養地が結構あるのですが、
ドイツは特に多いように思います。
バート●●というような名前はたいてい温泉地です。
バート、つまりバス(風呂・入浴)なのです。
バート・メルゲントハイム、とかバート・ホンブルクとか、
後ろについてマリエンバートとかカールスバート、
ヴィースバーデン等があります。

イギリスにはズバリ、バースBathという町もありますね。
ローマ時代の共同浴場跡が残っています。
同様にドイツ語のbadenだとウィーン近郊のバーデン、
スイスにもバーデンがあります。

で、バーデン-バーデン(入浴-入浴)とはこれいかに。
なんだかライザ・ミネリの歌声が聞こえて来そうです。
いや、それはニューヨーク・ニューヨーク。

これは、まさに温泉保養地の王、
あまたある温泉地の中でも別格、という事らしいです。
かつては夏ともなれば、ヨーロッパ中の王侯貴族が訪れ、
「夏の首都」とも呼ばれたそうですし、
19世紀、古き良き時代にはここに向けての特急列車
「バーデン・クーア号」という列車も走っていたそうです。
(今も似たような名の列車があります)
私も一度、同じホテル(全68室)にロシアの大統領が居ました。

その頃の駅は、現在の駅と町とのちょうど間にありました。
今では当時の駅舎は劇場になっています。
バーデンバーデン旧駅舎
これは劇場となる前の姿。夢の跡という風情でした。

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2 件のコメント »
  1. 野豚山には笑ってしまいました。
    しかしそこからバーデンにもっていくとは・・・。
    さすがでございます、お嬢様。

    しかし、福生→半家はまずいですよ。
    せめて、半家→増毛に変更していただけないでしょうか。

    変な名前といえば、私のハンドル:ポン・ションも変ですよね。
    ポン・ションとは、アイヌ語で「小さなウンコ」という意味。
    (ああっ、汚い名前ですみませんっ。。↑)

    何故、こんな名前を使っているのか。(←誰も興味ないって。)
    それは手塚治虫の「シュマリ」という作品を読めばわかります。

    コメント by ポン・ション — 2009 年 4 月 1 日 8:40 PM
  2. 話題の展開が強引で申し訳ありません(笑)。
    ああっ、さすが北海道ですね!増毛、思いつきませんでした!

    ところで、ポン・ションさんのお名前って…!
    えええっ!?私はまた何かフランス語かなにかかな〜
    と思っていました。ボン・ショ〜ンとか…(スミマセン)

    コメント by 詠 — 2009 年 4 月 3 日 10:12 PM
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