イタリアの温泉地メラーノでの切符など

ボルツァノきっぷ
以前、数回に渡っていろいろと旅行の写真を載せていた
イタリア、南チロルの温泉保養地メラーノですが、
昨日、パソコンの片付けをしていて、まだ載せていなかった
画像を見つけたので、旅の記録の整理もかねて
ちょこっと載せさせていただきます。

上の写真はボルツァーノ(独:Bozen ボーツェン
インスブルックからブレンナー峠を越えてヴェローナに
向かう幹線上にあるアルプス地域の交通の要衝です)
近郊のバス路線網(VVB)のきっぷです。
例によってイタリア語/ドイツ語で表記されています。
多分、メラーノ郊外のシェンナに行った時のもの。


メラーノきっぷ
これが表面。
これ一枚で2人分の料金が、入力されています。
大体210円ですね。安い!

メラーノは日本での知名度はいまひとつですが、
伝統ゆえか、温泉保養地に必要なものは完璧に揃っています。
人口33,000人の小都市ながら、地図を見ると
川をはさんで広がる小さな市街や短いメインストリートの中で
かなりの面積を占める温泉施設(テルメ)、
そしてその南には更に広大な面積の競馬場とポロ競技場、
その周りに並べられたテニスコートに目が行きます。
サッカー場もいくつもあります。
さすがに世界的温泉保養地です。

メラーノ地図
…あれ?
現地で貰った地図を見ていて気がつきました。
メラーノって、終点なんですよ。ボルツァーノからの支線の。
確かに、ヨーロッパの終着駅にありがちな頭端式(フォーク型)
ではありませんでしたが、何やら線路が先に伸びています。
ずーっと行って、エッチュ川を渡ってなぜかUターンして来て、
いきなり山のトンネルに突入しています。
よくは分かりませんが近くに別の線路もあるようです。

はて?
鉱山や材木用の貨物線なのでしょうか。
または廃線になった部分なのでしょうか。
そういえば、ここメラーノから先、
国境を越えたオーストリア、チロル州のランデック迄、
オーストリアのブンデスバス(路線バス)が走っています。

国境を越える路線バスなんて、
いかにも元一つの国だった地方らしいと思ったのですが、
元々は鉄道が走っていたのかもしれませんね。
また行く機会があれば、ちょっと観察してみたいと思います。

.
メラーノメニュー
ついでに初めてメラーノに行った時の夕食のメニューです。
温泉保養地の多くは、朝食・夕食を含む1日2食、または
3食の全てが付いたパッケージでの滞在プランが標準的です。
この時は、夕食付きプランを予約していなかったのに
無理にお願いしてホテルペンションの夕食に入れて頂きました。

メラーノメニュー2
拡大しました。ここはオーストリア系の方の経営なので
ドイツ語が先に書かれています。

前菜がサーモンサラダ、
1皿目の料理がフレッシュアスパラガスのタリアテッレ、
コンソメスープ”ユリエンネ”、サラダブッフェ、
メイン料理がラムのコトレット香草風味とつけ合わせ、
デザートにはアイスクリームの盛り合わせです。
(アイスクリームは南オーストリア方言で書かれています)
結構本気のコースですが、これで大体3,000円。
外のレストランで食べるより安いです。
この翌々年は4つ星のホテルに滞在しましたが、
その時も朝食・夕食込みの1泊が2人で約23,000円でした。
ちょっと豪勢ではありますが、気楽でお得なプランです。
毎日こんなに食べられないという人は、
昼食付きのハーフペンションプランにして
夜は軽く部屋でパンとワインで済ませる手もあります。

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カテゴリー: イタリア, 旅の話, 海外の鉄道 — 詠 10:17 PM  
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