ウィーンの定期券と市電ポストカード
先日の「海外ではコンサートチケットで電車に乗れるか」
という記事の為に、オペラの使用済みチケットなどを
探していてゴソゴソと「旅の記念入れ」の袋を漁っていた時、
またも古いきっぷを見つけました。
今じゃ変わっているかもしれませんが、
(でも意外と変わらなそうなんですけどね、あの町は)
ウィーンの定期券です。
定期券と言っても、週間定期券ですね。
「ツァイトカルテ」と書かれています。
市内交通の乗り放題券で、
路面電車(市電)やバス、地下鉄に乗れます。
路面電車でもバーデン線は私鉄なので、除外です。
一カ月弱、ウィーンに居た時は、
これと回数券を組み合わせて使っていました。
なぜか左に表のようなものがあるので、
ユーレイルパスのように日付けを書いたり、
回数券のようにガシャコンとタイムスタンプを押すような
気がしますが、全然関係ありません。
右に貼ってあるシールみたいなものがスタンプのようです。
確かこの週間定期は自販機で買うのではなく、
窓口でしか買えなかったかと記憶していますが、
シュテファンスプラッツ駅やカールスプラッツ駅で
多分、入手可能だと思います。
うろ覚えですが、当時、月間定期は写真が要ったのと、
そんなに毎日出歩く訳ではない、とケチった為に
こういう買い方をしたんだと思います。
遠いフォルクスオーパーに行く際に使ったはずですから。
.
ところで、最近良く見かけるようになった、
広告付き無料カード(アドカード)、
あれが結構昔から、ウィーンにはありました。
カフェやギャラリーの入り口あたりに何種類も置いてあって、
飾りたいな、と思う素敵な写真やイラストが多くて
ついつい時々貰って来てしまいます。
多くのものは裏面にはぎっしり広告が印刷されていて
ポストカードサイズでも
実際にはハガキにはならないようなものが多いのですが、
以前見つけたウィーン市電のカードは使えます。
なかなか良いですよね〜
ウィーンの旧市街の回りを取り囲む環状道路、
“リング・シュトラーセ”をぐるぐる走っている1・2系統、
ヌスドルフからリングを半周して、
ベルベデーレ宮殿の横を通って南駅の方へ向かうD系統
などの路面電車は観光客も大変良くお世話になる路線です。
ウィーン交通局の広告カードのようで、
裏はこんな感じで、鉄友へのグリーティングに使えそうです。
「ヴィーナー・リーニエン(ウィーン・ライン)」
とロゴが入って居て、上に写真の説明、
下にオフィスや路面電車博物館の住所が入っています。
この古き良き時代の風情ある列車達は
ウィーンの路面電車博物館所蔵の
動態保存オールドタイマー達のようです。
車庫も良い感じですが、これぐらいのものなら
町中にゴロゴロしていますので、アレですが、
オールドタイマーは郷愁を誘うのか、
イベント列車として彼等は時々引っぱりだされるそうです。
アルザスやドイツのフライブルクの新型の低床LRTは
ものすごいスピードを出したりしますが、
ウィーンの路面はホントにゆっくり走ります。
運河の向こうの2区、レオポルトシュタットの
安ホテルに一週間居た事もあるのですが、
足が路面電車しかなく、よく利用したのですが
乗りそびれると、走って追い掛ければ
次の駅で乗れたりしたものです(笑)。
なんかいつもギリギリの旅ばかりしてる気が…
.
……
…シルバーウィーク、いやだよう。
仕事がぎっちり入っています。しんどいよう…
駅ナカでのお仕事です。
皆様、どこかの駅で、お会いしましょう。
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