フランスの券売機を使ってみた事

“シルバーウィーク”とやらからずっと、
結構ハードに勤務していたので
すっかり一週間も更新をお休みしてしまいました。
大変でしたが良い思い出になったかな〜と思います。
おそらくもう駅ナカでのお仕事や鉄道関係のお仕事は
これが最後だろう、いや最後にしたい（笑）と思います。

さてさて、久しぶりに何を書こうかと思ってみても
ちょっとネタ切れなので、またもヨーロッパの切符ネタに
逃げたいと思います。今日は久々のフランスで。

以前にもフランスの自動券売機の写真を載せた事が
あるかと思いますが、上の写真はナンシー駅の券売機です。

ヨーロッパでも日本のもの程高機能ではないものの、
地下鉄やバスの車内等では券売機が使われていました。
最近では国鉄等の比較的長距離の鉄道きっぷも
自販機で買う事ができるようになって来ました。

長距離きっぷの券売機はかなり高機能な感じで、
その為かあまり使っている人は多くないように思いますが、
２年前、ナンシー駅で切符売り場の窓口が
異常に混んでいたので、不安ながらも券売機を使ってみました。

こちらがチケット売り場。
写真では判りませんが、中は長蛇の列で、
フランスの客あしらいから考えると、多分一時間待ちかと…

切符売り場前の通路や、駅舎入り口近くの広いスペースに
何台かの券売機があり、機械によっては空いていました。
しかし問題は言語です。
新型の高機能モデルですと、3カ国語ぐらい
言語の切替ができたりするのですが、どれを選んだとしても
きっと難しい（普段使わない）単語が出て来そうです。
結局、一番無難そうな英語を選択。

やったーーー！　買えましたーー
イマイチわかっていないのですが、オッケーな感じですよね。
正しく買えたかどうかわからないのは
コレが有効な間には検札が来なかったから……　ちぇ。
言語を英語にしたんですが、切符にはなぜか
英語とフランス語が同率ぐらいで並んでいます。

ナンシーから幹線をストラスブールまで行き、
ストラスブールからライン川の対岸に渡った
ドイツのケールという地方都市までの切符です。
ドイツに入ってしまえば”ユーレイルセレクトパス”があるので
国境を越えるまでの切符を買った訳です。

何か間違ったのか、列車を選ばされています。
えーっと、座席指定付き券ですね、これ。
トレイン67と印字されています。
つまりEC67 モーリス・ラヴェルです。
ラヴェルというと「ボレロ」しか浮かんで来ません…
パリとミュンヘンを結んでいる国際列車で、
1等車・2等車、そしてフルサーブの食堂車が付いていました。
13時32分にナンシーを発車して、15時06分にケールに到着、
そのままバーデンバーデンに夕方までには行けるはずが、
結局1時間以上遅延してナンシーに到着しました。

ケチって2等車にしています。
距離は150キロちょい、多分153〜5キロ程度だと思います。
JRだと幹線で150キロというと乗車券は2,520円ですが
このフランス国鉄の切符ではノーマル価格で22.50ユーロ、
大体3,200円ぐらいですか。ちょっと割高かな。
特急に乗っても特急料金が要らないのでトントンかもしれません。
まだ感覚が掴めない人を考慮してか、フランスフランでの
運賃表記も一緒に出ていますね。147.59フランです。

ドイツでも以前はよくマルクとの併記を見かけましたが
その度にユーロの割高具合にイライラっとしていたのですが
フランスでは結構、フランもユーロも同じ感じです。
物価的にはそう変わっていないのかもしれません。

しかし、こうやって切符を自力でゲットすると
経験値がひとつレベルアップした気になれます（笑）。