“8日券”と旅行先での滞在はこんな所・2
ついでですので旅行サイト寄りの記事を続けてしまいます。
とはいえ、一応鉄道旅行メインのサイトですから
鉄っぽいものも載せておきました!
と、言う訳で写真のもの、これもウィーン交通局の切符です。
“ゾーン100″という都心部の均一区ゾーンで使える
8日分のフリー切符(シュトライフェンネッツカルテ)です。
これまた古めの写真でスミマセン。
1日ごとに折り曲げて、地下鉄駅や路面電車車内等にある
改札機(?)でスタンプを押します。
これを押していないと、抜き打ちの検札が来た時に
かなり高額の罰金をとられます。
海外からの旅行客はターゲットにされますので、ご注意を。
前々回に載せた一週間定期券との違いは
日数だけでなく、定期は連続した7日間の使用なのに対し、
こちらは好きな日を選んで使えるので便利ですが、
その分、割高になっています。
さてさて、前回はキチネット付きのウィーンの
アパートメントホテルの写真を載せてみましたが、
なんだか好評だったようです。
そのついでに、もう一つ、ウィーンのホテルで
写真を撮っていた所がありますので、これも載せておきます。
……室内が乱雑でスミマセン…
と、いうか随分古ぼけた内装です。 なんか煤けてますね。
クラシックな、重厚な内装なのはなんとなく判りますか?
ベッドの脇、窓近くのスペースはこんな感じです。
ソファもクラシックな、ふかっとしたものです。
テレビもブラウン管の小さなものです。
スーぺリアルームだと、結構狭いのは
ヨーロッパのホテルにはありがちなパターンです。
テーブルの上にはちょっと判りづらいのですが
魔法瓶とお茶のセット、小さな花瓶にバラが一輪。
お茶はなんと日本茶をサービスに持って来てくれました。
このホテルの真価は豪華な建物や歴史等だけではなく
実は暖かいフレンドリーなサービスにあると感じました。
どんなチケットだって入手してみせるぞ、といった
自信も感じさせるコンシェルジュの存在もその一つかもしれません。
こちらが小娘で、このホテルに見合った客ではないと
分かっていながらも「何なりとお申し付け下さい」という
このコンシェルジュはすごい、と感じました。
.
て、なんかすごく良いホテルみたいな事、書いてますね。
豪華な建物?と思われた方もいらっしゃるかと。
実はこの狭く古ぼけた客室は、
ウィーンのランドマーク、ウィーンの迎賓館、
あのホテル・インペリアルなんですね。
コレです。
夜景ですみません。
なかなかこういうホテルって恥ずかしくて
写真が撮れないんですよね〜 お上りさんぽくて。
あ、夜景がきれい!! というノリででもないと(笑)。
この時は冬でした。
冬というと、ウィーンではシーズン真っ盛りです。
音楽の都としての面目躍如で、オペラやコンサート、
舞踏会といった、昔ながらの伝統的な娯楽であふれています。
ホテル・インペリアルの一階には、
これまた有名なカフェ、カフェ・インペリアルがあります。
コンサートカフェでもあるのですが、
ここも大変居心地の良い空間で、ここに薄着で簡単に行けるのも
このホテルに泊まっている者の特権だと思います。
夜にここでコーヒーを飲んでいたら、
コンサートの幕間なのか、まるっきりアイゼンシュタインと
ファルケ博士(「こうもり」の登場人物)のような男性2人が
飛び込んで来て、コーヒーを飲んで行きました。
いやー、仮装でも何でもなく、普通に町中で
シルクハットと燕尾服、白いマフラーという
格好の人を見たのはウィーンぐらいです。
いや、インペリアルぐらいです。
昼間見ると、白亜の豪華ホテルです。
玄関も大理石と判ります。
そして各国元首等の国賓だけでなく、昔から
有名な作曲家達も滞在していました。
このレリーフはワーグナーだったか。
.
時々、こういう所にも泊まったリもするんです。
一泊、学寮ホテルの15倍しますが。
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確かにドイツで電車乗った時はキセルし放題だなーと思いました。実際しませんでしたけど。
しまどっとさん、こんばんは!
私はキセル、何度かあります……
ザグレブで路面電車に乗ったら券売機が無くて、
あれ、あれ…???と思っているうちに下車駅に…
同様の事がむかし昔、確かミュンヘンでも…
でも、あの検察のひんぱんさと日本人の狙われ度合いと
罰金の高さと容赦なさを考えると
キセル、したくないです。ホントに。