市内交通無料のオペラのチケット

バイエルン国立歌劇場のチケット
と、いう訳で、以前にもフォロー企画として書きましたが
ヨーロッパでは一部の町ではいくつかのコンサートやオペラ、
芝居などのチケットを持っていると、
会場までの行き帰りに市内交通が無料で利用できると
いう噂について取り上げた事があります。

その際、ミュンヘンなら国立歌劇場のチケットも
無料乗車の対象だよ、と載せた写真は
かなーーり昔のもので、交通局のロゴが古いものでした。
値段はドイツマルクだったのかもしれません。
…だとすると、料金が約500円弱になってしまうのですが。
いくら学生だったとはいえ、そこまで安くないですよね…?

そういえば、学生料金って、ウィーンでもないですよね?


上の写真は同劇場のもう少し最近のチケットです。
やはり右下の方に「Mit MVV」と書かれています。
つまり市内交通利用付き、と言う事ですね。

バイエルン国立歌劇場のチケット裏面
裏の説明書きは以前より小さくなってしまいましたが、
地下鉄やバスなどを無料利用できる条件は同じです。
往復利用すると、交通費で5〜600円はもとがとれます。

このチケット、実は同行者のものなのです。
私の分のチケットは劇場の案内のおじさんに
あげてしまったのです。

ヨーロッパの歌劇場と言うのは巨大な施設で、
特にこのクラスの劇場となると、係員も大勢います。
しかし、座席案内係やクロークなどになると
公演時間しか必要ありませんので、パートさんだったりします。

で、自分のフロアの案内係のおじさんとちょっと喋っていたら
「この出合いの記念にチケットをくれないだろうか?」
とか言い出すので、内心「ええー…記念にしたいのに」
と思いつつ、しぶしぶあげてしまいました。

けれど、よくよく考えてみると
ここのチケットの場合、終演時刻から3時間は使えますので、
あのおじさん、自分の帰宅用にしようとしたな!!
と気づきました。 …やられたよ!

まあ、この時は24時間フリー券を持っていたので
困りはしませんでしたが… なんか悔しいです。

.

※クラシック好きの方の為に余談。
価格は11.50ユーロ。約1700円ぐらいでしょうか。
料金カテゴリーGなんですね! ちょっとびっくり。
座席は3ラング…つまり言ってみればバルコニーの4階です。
あの「奈落の底」という言葉がぴったりの
バイエルン・シュターツオーパーの4階です。
座席は70番。プロセニアムと変りません。超端っこです。

「コシ・ファン・トゥッテ」を観たのですが、
歌手達の肩から上はほとんど見えませんでした…
以前、このもう1階上のガレリーで
ここの定番の「魔笛」を見た事もあるのですが、
えー、童子が飛んでいるのは全く見えません(笑)。
怒りに燃える女王、せり上がると視界から消えました(笑)。
とりあえずでもちゃんと見ようと思うなら
買う座席はやっぱり2ラングより下ですね。

.
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2 件のコメント »
  1. その「桟敷席」と言われる処で学生時代オペラを楽しんだチョビです

    正直 見下ろす感じで怖いです
    舞台を観るというより 音楽を聴く場所です
    音響は 素晴らしいです

    もう○十年前ですから マルクでした
    学生割引で500円位かな~
    日本の喫茶店でお茶する値段で
    オペラを鑑賞できました

    東西統一後は 行っていないので 
    お金の価値が全く分かりません・・・

    コメント by チョビ — 2009 年 12 月 5 日 11:21 PM
  2. チョビさん、こんにちは〜
    ミュンヘンは桟敷席(ロージェ1〜3ラングの場合)の
    2列目以降でも
    そんなに後ろでなければ、まあまあ音がいいですが、
    ウィーンの桟敷は2列目以降は聞きに行く所じゃないです〜
    相席の方々のゴソゴソの方がボリューム大きかったりで。
    3列目の時は壁にもたれて眠っていた事があります(笑)。
    さすがに逢い引きやお見合いや社交の場だっただけはあります。
    まだその上のバルコンの方が見やすくて聞きやすいかと。
    さらにその上のガレリエ(天井桟敷)になると、
    音楽学校の学生さん達の為に、楽譜代と手元ランプが
    ついていますので、全体を見るのにはむしろここかもです。

    …でも一番いいのは平土間立ち見じゃないかと…(笑)

    コメント by 詠 — 2009 年 12 月 6 日 1:36 PM
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