振り子式のドイツの新幹線、ICE-T？

いつも速い列車、かっこいい列車が好き、と書いていますが
ではヨーロッパで一番好きな列車は？というと、
人気の列車やレトロな名列車や豪華列車、SLなどなど
いろいろありますが、実はアタリマエにこのICEだったりします。

今まで、TGVやユーロスター、タリス等の話を書いて来て、
当然すぐにICEの話を書くべきだったのですが、
実は何から手をつければ良いのか、どう書けば良いのかが
分からず、いままでだらだらと来てしまいました。
種類が多過ぎて、また、しばらくヨーロッパに行っていない間に
見なれない新型まで増えていて、
自分の撮った写真を分類しきれていません。

そんな訳で、違うよ、それ！という所は
こっそりお教えいただけると泣いて喜びます。

ICE（インターシティエクスプレス）はドイツの高速列車です。
かつて大事故を起こした事でも有名ですので、
いつもちょっとびくびくしながら乗っていますが、
ヨーロッパの高速鉄道の中でも抜群の居住性は他の追随を許さず、
定時制や利便性でも、チョイスする事が大変多い列車です。

昔むかーしの白地に赤とピンクで、E1系みたいなシルエットの
最初のICE（ICE1）が一番好きですが、
今のつるん！としたピカピカのICEも大好きです。
上の写真は多分（すみません）ICE-T。
振り子式のICEなので、私の好んで出かける
ドイツ中南部の森林・山岳地帯にも適しています。

とりあえず近場までの近距離乗車だったので
適当なところに乗ったら、併結した後ろの車両の一番前でした。
ICE1やICE2とは異なり、JR東日本の新幹線のように
ICE-Tは併結可能なので、乗車率の高い路線に乗るとよく
こんな感じで繋がっているのですが、なんかラッキーです。
しかもこの辺りはまだ乗客もまばらで、
短時間ながら、探検のチャンス！

デッキ部分と客室はガラスのパーテーションとドアで
区切られているので、デッキより前の客室と
運転席までがーーーっと一望できます。
上の方に「1」号車と出ていますよね。

このデッキに人が見えるのは車掌さん。
貫禄のある（笑）女性２人組でした。

デッキより前には誰も居ないので、一番前まで行ってみました。

これがICE-TICE3の運転席です。
結構、E3系とかに似てません？
ICEというとむしろ500系の親戚筋ですか。

ちなみにこれが最前列の座席。
テーブル付きの対座シートとかもありますが
（ICE1にはコンパートメントもありましたが、
そういえばICE-TICE3にはないんですね。見かけませんでした）
通常座席でも1等車ならこんなに広々しています。
…といいますか、このデッキ前は見たところ8シートしか無いので
プチ、コンパートメント気分かもしれませんね。
もちろんオーディオ・テレビサービス付きです。
今はレザーシートになってしまいましたが
やっぱり旧型車のモケットのシートの方が良いなぁ。

まだ人が少ないエリアなので、パンフレットのたぐいも
きちんとテーブルに乗っていますね。
何もかもがピカピカです。

ねっ、ICE、いいでしょう？？

…と、言う訳でこれはICE3ではないかというご指摘頂きました！！！
タイトルをごそっと変えるのも不都合があるかと思うので
最後に「？」だけ付けさせて頂きました。
振り子じゃないんでしたっけ？？？
丸くてつるん、なので間違えたと…失礼致しました！