ちょっと変ったウィーンガイド
昨日、ブラウザを立ち上げた時、たまたま目にした
Googleの急上昇ワードに「ウィーン」がありました。
きっと何かテレビでやっていたのだろうと
今朝、昨日の新聞のテレビ欄を見た所、やはり面白そうな
スペシャル番組が放送されていたんですね。
仕方がないので、私的「ウィーンおすすめエリア」
といいますか「人があんまり行かないウィーン名所」
みたいな感じで、ハードディスクから引っぱり出してみました。
いきなり極私的な写真でスミマセン。
有名人の家でも名建築でもなんでもありません。
私が一カ月お世話になった学生寮です。
おかげでハリー・ポッター読んでいても、
寮の暮らしが簡単に想像できました(笑)。
ちなみに男女一緒でした。
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いかにもウィーン小歌にでも登場しそうな1区の小路。
大好きな通りの一つです。
町の中心から、古いルプレヒト教会や
アール・ヌーボーの壁画で有名なエンゲル薬局の方に
向かって行けます。こんな黄昏時が似合います。
これは正真正銘ウィーン名物。
細い小道は家々の軒の下や壁の中を通っていたりもします。
そんなどこに続くか分からないような路を通っていると
突然、ぽっかりとした中庭のような空間に出る事があります。
その空間を取り囲むアパートには外廊下とも言える
中庭に面して手すりの付いた通路があります。
これを「パヴラッチェン」と呼びます。
ここは密かに有名な
「ウィーンで最も美しいパヴラッチェン」です。
ちなみに写真左下の家を貫通している通路、
これを「ドゥルヒガング(通り抜け通路)」といいます。
まぁ、貫通扉的な(笑)。
このような家はドゥルヒハウスというそうです。
手元のウィーン方言辞書に載っていました。
定義は「二つの道路を結ぶドゥルヒガングを持つ家」
だそうです。
観光ポイントに至近距離という事なら王宮裏の、
観光客も良く行く民族衣装店の脇の小路はどうでしょう。
軒下の通路を店の横に回るとこんな典型的な小道があります。
クリスマスの時にはツリーがありましたし、
時々ワインの移動立ち飲みショップが居る事も。
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ある種のオタクにお勧めなのは、ウィーン南駅近くのここ。
長い名称ですね。
いわゆる軍事史博物館です。
オーストリア「帝国」だったという事がよく分かります。
私がこんなにもウィーンに通うようになった理由は
オペラが見放題、町の雰囲気が良い、そして彼等に会う為…です。
ハプスブルク帝国の有名な軍師、勇者達の像です。
その中でも特に私のアイドル(笑)がこの4人。
おそらく2、3人はオーストリアの歴史の教科書にも
出ているんじゃないでしょうか。
少なくとも1人は、誰も知らない人が居ない程の有名人です。
私も大ファンです。足跡を結構追って居ます(…)。
そして現在、ICEに転用された列車名にもなっています。
オーストリアのICE名というとバレバレですが。
しかしムダにかっこいいです(笑)。
日本で偉人の銅像とか、こんなポーズにしますか?
この写真はこっそり隠し撮りをした訳ではありません。
ヨーロッパの博物館で時々あるんですが、
撮影用チケットを別途購入すれば、(フラッシュ無しですよ!)
撮り放題という素敵なシステムがあります。
しかも日本から来たの、誰々に興味があるの、というと、
ここでもウィーン市博物館でもスタッフさんが
あっちこっちと引っ張って行って説明して下さいます(笑)。
しかもこれも撮れ、こっちも要るだろ、と指示して下さいます。
日本の歴史の教科書にも載っていた、
とある大きな戦争の発端となった事件の時の、
車と服がその時の情景のまま、展示してあるのが圧巻です。
その辺以降は生々しいので、あまり近付きませんが。
ちなみに上のチケットは10年程前のもの。
今はこんな普通のチケットに切り替わりました。
開館時間も伸びました。
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こんな、役に立たないシティガイド…どなたが読んで下さるのか。
いや、でも楽しかったです。
私だけが。
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