ローカル線人気ランキング・1
よく「ローカル線で人気ナンバーワン路線」とか見かけますが
実際、人気のランキングというのは
どういうものかと思っていました。
そんな訳で今日はローカル線の人気ランキングのお話です。
1位。やっぱり先程私が書いていたあの路線でした。五能線です。
五能線は東能代から五所川原を結んで、
青森県と秋田県の日本海側を走るローカル線です。
(上記写真は五能線、深浦駅で各駅停車の車輌)
もともと海沿いの美しい景観を楽しめる路線として
人気がありましたが、沿線の白神山地が
世界自然遺産に登録されたため、より人気が高まりました。
「リゾートクルージングトレイン」の先駆けでもある
リゾートしらかみが
秋田から五能線経由で盛岡まで走っています。
このクルージングトレインは、
主にローカル線を走る事が多いのですが
特急ではなく、普通列車に新造車輌または改造車輌を使用し、
観光案内や見どころポイントになると速度を落とす等の
一般の観光客に
快適に列車旅を楽しんでもらおうという主旨の列車です。
このリゾートしらかみは人気のおかげで、
当初「青池」編成のみでしたが、その後
「ブナ(漢字は”木無”)編成、「くまげら」編成と増やされました。
これはリゾートしらかみ “ぶな” 編成。
車内はいくつかの座席タイプがあり、これはボックス席です。
ゆったりふかふかのシート、
ぶな編成という名に相応しい木の内装を持っています。
他のリゾートトレインと違って、
このリゾートしらかみを大きく特徴づけているのは
「蜃気楼ダイヤ」というダイヤでの運行です。
時刻表には表されていない、空白の時間です。
この時間、リゾートしらかみはループ運転をしています。
その間を使って乗客は様々なアクティビティを
楽しむ事ができます。(一部は要事前予約)
また、事前に「晩酌セット」を予約しておいて、
途中で乗り込んでくる津軽三味線の演奏を聴きながら
沿線のつまみと一杯やる…という楽しみもあります。
この蜃気楼ダイヤを使えば白神山地周辺部にある
十二湖観光等も可能となります。
これは十二湖で最も有名な青池。
新緑に映える鮮やかな青が美しかったです。
観光を終えてバスで十二湖駅に戻った頃、
再びリゾートしらかみが迎えにやって来ます。
千畳敷では約5分停車し、乗客は海の近くまで降りられます。
振り返ると駅舎とリゾートしらかみの車体が見えます。
置いて行かれるのではないかと心配なので
つい見ちゃうのですが、心配ありません。
「もう出発の時間が近くなってますよ〜
帰って来て下さーい」という警笛を鳴らしてくれます。
そして車掌さんが出迎えてくれて、乗り遅れがないか
確認してくれます。なんとなく「銀河鉄道999」っぽいですね。
こちらは元祖中の元祖、リゾートしらかみ「青池」編成。
車内はぶな編成の暖かみある木目調の内装とは違い
外観と同じく、爽やかな清潔感あふれるブルー基調です。
メタリック+ガラスの組み合わせもモダンでクール。
先頭(または最後尾)の運転台の後ろは展望シートになっていて
空いていれば誰でも座る事ができます。
展望シートは横向きもあります。
一段高くなっているので、眺めが良いですよ。
秋田は米どころ、秋田方面に帰って来た夕暮れ
五月の水を張った水田に写った夕日がきれいでした。
ちなみにこの「リゾートしらかみ」も普通列車ですので
指定席券を買えば、青春18きっぷでも乗ることができます。
…と、1位の説明に力を入れ過ぎました!
2位以下は、また次回にご案内致します〜!
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