北海道のローカル線

そんな様々なローカル線が日本にはありますが、
その中でまず、ご紹介したいのは北海道のローカル線です。

北海道を南北に走る長大なルートの宗谷本線は
旭川、稚内を走る全長２５９.４kmのローカル線で、
この宗谷本線こそが、日本最北端路線なのです。
終点の稚内駅が日本最北端の駅となります。

そして、もうひとつ紹介するローカル線は、
北海道が最も誇るローカル線、
オホーツクから湿原の広がる根釧原野に向けて走る釧網本線です。
この網走、東釧路を走る１６６.２kmの釧網本線は、
釧路湿原、屈斜路湖や摩周湖の湖の麓、川湯温泉、
秘境知床半島の入り口である斜里を通り、
北海道の四季折々の絶景を楽しむことができます。

夏はハマナスなどの花が咲き乱れる原生花園、
オホーツク海の浜まで20ｍという近さにある北浜、
冬には白鳥が飛来すると濤沸湖など、北海道の大自然を
存分に楽しむ事ができる路線なのです。
特に冬の風物詩
『三白』とも呼ばれている
タンチョウヅル、オオハクチョウ、流氷、この三つ全てが、
車窓から鑑賞できてしまうという人気の路線です。

また、シーズン運行となりますが、観光トロッコ列車
『くしろ湿原 ノロッコ号』で湿原を渡る風を感じながら
釧網本線をゆっくり渡るのも、
爽やかな北海道の夏の旅の醍醐味なのではないでしょうか。

同様に旭川から富良野を結ぶ富良野線は
初夏にはラベンダーに彩られる他、
広大な丘陵地に豊かな農園風景を眺める事の出来る
風光明媚な路線です。
ここにも観光トロッコ列車の
『富良野・美瑛 ノロッコ号』が走っています。
こちらの路線は若い女性にも人気の観光ルートとなっています。