東欧旅行の強い味方? 罰金と車補(発行)機
またも3日ぶりの更新となってしまいました〜
さてさて、また海外旅行の思い出話になってしまいます。
今日の話題はコレです。
列車内で買った簡易の切符です。
以前、東欧旅行に行く際にはよくお世話になりました。
ある意味、超インフレ時代の裏技的な方法だったと思います。
ヨーロッパの駅や空港の話で、
「1時間も2時間も、長い間待たされて
やっと順番が来たと思ったら、営業終了時間で
あっさりと窓口を閉められてしまったよ」
と聞いた事がある方も多いのではないでしょうか?
ちょっと大袈裟な話で、
実際こんな目には滅多にあわないと思いますが、それでも
イタリアや旧東欧諸国では結構似たような事はあったと思います。
私もウィーン南駅などで2、30分待ったのに、
「あっちへ行け」と急に窓口がクローズになって
別の列の最後尾に並び直した事はありましたっけ。
そして旧東欧の国なんかでは、その程度はよく経験しました。
あ、一度、やっぱり一時間待ちありましたね!
しかも何を言ってるのか全然分からないんですよね(笑)。
やっと窓口に辿り着いたって、
必死に「ウィーン。2等。2人。次の列車」
と言っても、書いてもなかなか通じず、間違った切符を渡されて
後で車内で追加料金を取られたりもしました。
「これじゃ、窓口に並んだ意味ないじゃん!」
.
ところで。
ヨーロッパの交通機関では、キセル乗車の罰金は重いです。
鉄道駅には改札も無く、バスや路面電車もドアがいくつもあって、
キセルがとてもしやすいんですね。
しかも周りの人は切符を買ってたり、
改札機に切符を入れている風な感じは無いんですね。
(実際は、現地の人はパスを持っている場合がほとんどなのです)
で、ついついキセルをやってしまう旅行者が多いのですが、
この無賃乗車・違反乗車の取締も、これまた多いんです!
「切符を拝見」と係員が何人かで乗って来ます。
そして明らかに我々旅行者が第一のターゲットです。
ホントに多いです。
特にドイツや、ハンガリーのブダペストでは多かった記憶が。
そして、不正乗車をしていた場合の罰則が厳しいのです。
JRなんかだと、特に悪質ではない通常のキセルの場合
お目溢しがない場合、不足分の運賃・料金と罰則分で、
正規の3倍となっているようですが、
ヨーロッパでは比べ物にならない金額を払わされます!
一度、ブダペストの地下鉄でウチの母親は
ちゃんと切符を与えたのにそれを何処かでなくしてしまい
25倍ほど取られてしまいました。
…まぁ、いくらか彼等の取り分なのかもしれませんが…
(こんな事書くと、おこられるかな?)
.
話を戻しましょう。
ベルリンの壁が崩壊し、旧「東欧」が崩壊した後、
かつての「東側」諸国は急激な西欧化が進み、
同時に急激なインフレと通貨切り下げに見舞われました。
現地の方には申し訳ない事ですが、
私のような貧乏人でも結構豪勢に旅できたのも
この旧東欧の物価の安さと外貨に対する弱さのおかげでした。
それで何度もハンガリー周辺に通っていた訳ですが、
いつも駅の窓口の勝手の悪さ、列車の変更の多さには困りました。
そのうち、思ったんですね。
…罰金払った方がラクじゃん?
そうなんですね。
いつしか私は
切符を持たずに特急列車に飛び乗るようになってしまいました。
高い罰金がかかっても、まぁ、いいか、と。
元が地下鉄や市内バスより高額な国鉄では
さすがに25倍も罰金を取られる事はありません。
おかげで車掌さんの持っている簡易の発券機、車補発行機と
仲良しになってしまいました。
上の写真のハンガリー国鉄のマークの入ったレシートは
その車内発券の切符コレクション(笑)の一部です。
左はバラトンフュレドからブダペシュト南駅まで
(140kmの距離)で418フォリント(?)、
右はブダペシュト西駅からケチケメートまで
(120kmの距離)で350フォリントでした。
当時、1フォリント0.755円ぐらいだったと思います。
つまり、ケチケメート迄約264円です。
あそこでイライラしながら一時間待つぐらいなら、
むしろ罰金なんて恐くない!
ちなみに母が地下鉄で切符を落として捕まった時、
無くした切符は17円でしたが、罰金は500円程でした。
あ、今はもうダメです。物価上がっていますから。
行く度に物価が上がってしまってもうダメですからね、コレ。
あと、物価の高いドイツでこれしたら、
旅行そこで終っちゃいますからね!
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ポチはしばらく出来なそうなのでコメントします~。
いやぁ今回の日記はおもしろかったです。
TravelというよりもJourneyデスね。
うら若き乙女がこんな冒険旅行してたとは。
いや、おみそれいたしました。
女は強い!!
ポン・ションさん、こんばんは〜
いつもありがとうございます!
もう、うら若いとはちょっと言えない年齢ですが
学生時代は結構、冒険してました(笑)。
トラブルとトラベルは同義語、と言ってました。
危険にさえ会わなければ冒険すべしと思います。
その方がいい体験が出来る気がするんです。
特に日本人が珍しい地域では、みんな親切です。