東北地方のローカル線
久々のローカル線に関する話題です。
最初に五能線について思い入れし過ぎて、
あおりで省略されてしまった、
東北地方のその他のローカル線について
今回は、ご紹介したいと思います。
東北のローカル線といえば、テレビなどでも度々紹介されている
ストーブ列車でお馴染み、青森県の津軽鉄道が有名ですね。
猛吹雪の中を走るこのストーブ列車は、津軽平野のほぼ中央、
津軽五所川原駅と津軽中里駅間の20.7kmを結ぶ
津軽鉄道の人気列車です。
地域密着型のローカル線ですが、冬期に走っている
「だるまストーブ」を載せた列車で全国でも人気を呼んでいます。
このストーブ列車は石炭の黒い煙をたなびかせながら、
津軽五所川原駅〜津軽中里駅間を1日2往復しています。
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また、JR東日本花輪線盛岡市玉山(旧玉山村)の好摩駅と、
秋田県大館市の大館駅を結ぶ全長106.9kmの路線、
花輪線、別名「十和田八幡平四季彩ライン」も
数々の温泉地や景勝地を抜けて走る
おすすめ路線の一つです。
このエリアでは八戸新幹線開通に伴って、
岩手県の盛岡以北の東北本線が第3セクターに分離されましたが、
この第3セクターの一つ、IGRいわて銀河鉄道線を抜けて
花輪線へと列車は入って行きます。
(IGRいわて銀河鉄道盛岡駅〜大館駅間の通し運転が基本)
1日1往復、快速「八幡平」が走る以外はすべて普通列車です。
沿線には八幡平、安比高原、
湯瀬温泉、大湯温泉(十和田南からバス)と
岩手・秋田を代表する観光地や温泉があります。
八幡平からバスに乗れば、ガンに効く温泉として名高い
玉川温泉・新玉川温泉にも足をのばせます。
その他、田沢湖線とのあいだのエリアは
周辺には後生掛温泉やふけの湯、ちょっと足を伸ばせば
乳頭温泉など、実力派温泉の宝庫とも言える地域です。
車窓からは岩手山の姿をはじめ、新緑や紅葉、
さらには、田園地帯、渓谷と
“四季彩ライン”の名の通り、四季の変化に富んだ景色を
十分に堪能することができます。
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そして最後に、秋田県の由利高原鉄道「鳥海山ろく線」。
旧・国鉄矢島線は赤字廃止選定廃止線の対象として廃線、
秋田県内初の第三セクター方式によって昭和60年10月、
由利高原鉄道株式会社として営業を開始しました。
現在、JR羽後本荘駅と矢島駅間を結ぶ
全長23キロの区間に12の駅があり、
車窓から望む東北第2の霊峰鳥海山(2,236m)の勇姿、
広大な田園風景が自慢です。
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その他、秋田新幹線・田沢湖線の角館駅から
奥羽本線の鷹の巣を結ぶ、マタギの郷を抜けて走る
全長94.2キロの秋田内陸縦貫鉄道や、JR山田線などなど、
東北はローカル線の宝庫とも言えるエリアですね。
そもそも新幹線が踏み切りを通ったり、柵で囲まれていない
あぜ道の横の盛り土を通ったりしていますから。
(この新幹線は別サイトで思う存分語っています! 笑)
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※キロ数は営業キロの表示です。
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