あなたの旅程表

多少ましになったものの、やっぱり目が痛いです。
パソコンに向い過ぎ、と言われても
分かってはいるのですが、なかなか直せません。

さて、昨日はヨーロッパ(ドイツ語圏)の良き伝統、
列車ごとのパンフレットのお話でしたが、
昨日お見せしたもの、実は10年程前のものでした。
それでは現在、あの「あなたの時刻表」は
どうなっているかと言えば、これです。
ライゼプラン


フルカラーになって、もれなく派手な広告がついています。
列車名が、表紙に載らなくなりました。
…ではなく、もっと大きな変化があるのです。

タイトルが
「Ihe Reiseplan」あなたの旅程表、になりました(笑)。

数年前からこうなったようです。
民営化以前は「旅のお共」だったらしいので、
あまり真剣に考えることではないのかもしれませんが。

むしろ、列車名が載らなくなった方が問題かも知れません。
写真はインターシティ(都市間急行)とICEのものなのですが、
インターシティといえども、列車番号が4桁ともなれば
インターレギオ(地域間快速)と大して変わりがないのか
列車名がなくてもそんなものかな、と思うのですが、
ICEに列車名がないものが多いと、ちょっと淋しくなります。
合理化と思えば仕方のない事なのかもしれません。

ところで、写真の4枚のパンフレットのうち、
右下のものをご覧下さい。
これはかつてのEC(国際特急)の置き換え列車らしく
「バーゼル」という列車名が残っています。
その名の通り、スイスのバーゼルと
ドイツのケルンを結んでいる列車です。

以前、TEEの話で、かつての優等列車は
ライン川に沿って走っていたが、今は違うらしいと書きました。
この列車はまさにその、新線を通るもので、
マンハイムを出た後、フランクフルトには寄らず、
ドイツの玄関口、フランクフルト国際空港に停まり、
その後、新しいルートを通って
ジークブルク/ボンを経て、ケルンへと至ります。

このICE600 LH6812という列車番号に付けられた
LHはルフトハンザ、つまり空港接続列車という事なんですね。
ビジネストレインの性格が強くなっていて、
このパンフレットを見ても一目瞭然です。
ライゼプラン中
時刻表のピンクページのような
車両案内図が載るようになったのは便利です。
しかし、列車名の由来が載っていません。
そして車内サービス。
3チャンネルのオーディオサービスがありますね。
そしてモバイル車両。また、ひかりレールスターの
サイレンスカーにちょっと似た、携帯電話会話禁止車両。
クレジットカードもOK。
かつては優等列車の一等車には、たいていあった
座席までの飲食配達サービスも付いています。

時代にあわせてサービスは変化して行くものなのですね。

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カテゴリー: ドイツ・オーストリア, 海外の鉄道, 鉄道グッズ — 詠 11:52 PM  
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2 件のコメント »
  1. 4年前に2等のジャーマンレールパス買って、初めてドイツを回って来ました。あの列車名のパンフは持ち帰って良かったのですか。何しろドイツ語など全く分からんので、四苦八苦しましたね。
    LHはルフトハンザの国内線扱いの列車なので、航空券でしか乗れないブロックなんですよね。昔、黄色ボディの専用列車がありましたね。
    管理局ごとに分厚い時刻表が無料提供されてるのにはびっくりしました。

    コメント by line — 2009 年 3 月 24 日 6:42 PM
  2. lineさん、こんばんは
    ルフトハンザの国内線というと、まだあるのでしょうか、
    以前はスプリンターという列車がICEにありましたよね。
    あれも何か別料金でしたが、確か機内食ではなく
    車内食がついていたような… 乗った事はないですが。
    結構厚い時刻表、太っ腹ですよね!
    でも小さいペラのヤツの方が使い勝手はいいんですよ。

    コメント by 詠 — 2009 年 3 月 24 日 9:59 PM
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