ちょっと衝撃だったバスの旅・1

ずいぶん前の事になってしまいましたが、
2002年に母とクロアチアの旅をしました。
(母から訂正1998年だそうです。どうりでボロボロ…)

直通の便がなかったので、ローマで一泊、
翌日クロアチア航空とアリタリアの共同運行便で
ドゥブロヴニクまで。到着したのは夜でした。
遠いなぁ…と本当に思いました。
その前にスロベニアに偵察に行き、
もうクロアチアも大丈夫、と判断しての旅でしたが、
思った以上に戦争の爪痕が残っていましたっけ。

2002年と言えば、サッカーの日韓共催W杯の年、
（1998年といえば、フランスW杯…でした）
クロアチアでは「日本から来た」と言うと
「（予選プールでは）同グループだね！」と
よく言われましたが（多分…　笑）、
一方の日本では「クロアチアってどこ？」という感じで
たまたまキャンペーン中だった、地元の旅行代理店で
飛行機を取ったのですが、ドゥブロヴニクまで、と言うと
「…えーーー、すみません、どこですか？」と言われまして
クロアチアですよ、と答えると、
「クロアチアって、どの辺りですか？」と今度は聞かれる始末。
当然、空港コードも分からなくて、綴りを書かされたり
いきなり旅行以前の問題ですでに暗雲が（笑）。

ローマからドゥブロヴニクまでは
クロアチア航空のエアバスA320だったのですが、
無理！！　やめて！　こんな新鋭大型機、無理！埋まらない！

心配は的中。
なんでこんな広い機内に横１列に並んで乗ってるの？
という感じで、130人乗りに15名ぐらいの乗客が、
３列ほどにきゅきゅっ、と詰め込まれて飛びました。
後ろ20列程、全部空席で（笑）。地球に厳し過ぎ。
しかも両隣りはヤな感じの乗客だし。

空港から市街まではクロアチア航空のバスで20クーナ。
（1クーナ=約20.5円でした）
タクシーなら140クーナぐらいから交渉次第。
新市街のバスターミナルから旧市街の入り口、ピレまでは
3、8、9番のバスで。市バスは5クーナ。

そして、ドゥブロヴニクから首都のザグレブまでは
鉄道がないので（！）、長距離バスを使う事にしました。
上の写真はその長距離バスの切符です。
新市街のバスターミナルからは何本もの長距離バスが出ていて、
この国ではまだ国内輸送の中心はバスだと実感します。

どれぐらい鉄道が淋しいかと言うと、
スロベニア、クロアチア、ボスニアの３国あわせて
トーマスクックの国際鉄道時刻表では３ページです。

ドゥブロヴニクからザグレブのバスは２人で
持っていたクーナ、200クーナと20ドイツマルク、
大体5,500円程度。
午前6時にドゥブロヴニクを出て、アドリア海沿いに
スプリット、サダール、カルロヴィツと経て
ザグレブには18時30分過ぎに到着しました。

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…思いがけず長くなったので、今日はここまでです。
すみません。