アルザスのモダン車両
アルザス・ロレーヌと言えば、
「フランスばんざい」の「最後の授業」とか、
二つの国の間で翻弄された地域、というイメージですが、
鉄な人的にはモダンな未来派車両の宝庫としての
イメージが強いのではないでしょうか。
世界遺産、ストラスブールの旧市街を走り抜ける
グリーンの超低床車両の市電や(結構高速なんですよね)
スマートな近郊型車両などなどが思い浮かびます。
上の写真は、そんなアルザスの通勤列車です。
前世紀風の重厚な駅舎に停車する景色がミスマッチです。
(多分、ストラスブールです。これ。)
カプセルのような、といいますか、
何かデフォルメ系のミニチュア車両かグッズのようなデザインです。
区間によっては増結したりしますが、
こんな形状で色々とめんどくさくないんでしょうか。
実はこういうタイプの列車がウロウロしているのは
アルザスやロレーヌだけではなく、
ライン川で隔てられた対岸、ドイツのフライブルクや
ケールあたりにも走っています。
このあたりの地域は国境を越えて通勤している人も多いのです。
古都フライブルクもストラスブールに似た印象の町ですが、
ここにもアルザス型?の近未来的、超低床市電が走っています。
.
昔この地域は神聖ローマ帝国(ドイツ帝国みたいなもの)の
版図で、主君のハプスブルク宮廷内でも大きな存在だった
ロートリンゲン(このフランス読みがロレーヌ)公の領地でした。
第2次ウィーン包囲(ウィーン解放戦争)の英雄、
ロートリンゲン公カールの、あのロートリンゲンです。
オイゲン公やマールバラ公の活躍するスペイン継承戦争の際、
神聖ローマ帝国皇帝の座を狙うバイエルン候と
スペイン王の座を狙うフランスに占領されたり、
また、その後にマリア・テレジアが初恋の人、
ロートリンゲン公子フランツと結婚する事を認める代りにと
フランスに譲渡させられた土地です。
(めちゃくちゃドイツ寄りな説明です 笑)
そんなこんなで今でも、割とドイツ語が通じますし、
駅の色々な表示もフランス語、ドイツ語両方で書かれています。
特にアルザスはロレーヌよりずっとドイツ語が通じます。
アルザス。ワイン街道の中心地、コルマールの駅で。
2両編成の通勤車両が停車しています。
繋がってる、繋がってる(笑)。
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さすがおフランス、LRTもしゃれておりますね~。
さあ、世界地図を広げるぞ!
お嬢様の日記を読みはじまてからというもの、世界地図が欠かせなくなってしまいまいた。(笑)
いやいや、悪い意味ではなくて、こっちも世界を旅している気分になるのでございます。
むしろ、至福の時間です。
今回の舞台はアルザス地方。フランスの東の端にあるストラスブールが舞台でございますな
フランスというよりも地形的にはほとんどドイツございますね。
そう心積もりしてこの日記を読むと一層理解が深まりますな。
ポン・ションさん、こんばんは〜
日々、何を書こうか頭を悩ませています。
必ずしも鉄道の事を書かなくても、旅の話でもいいのでは?
と、最近は割り切って旅行話を書いていますが、
大抵の方にとってはつまらないよなぁ、と
ちょっと反省もしています。
…そうですよね、そもそも「それ、どこよ」
という感じですよね。
ちょっとはメジャーな場所を!
と思ってもせいぜいアルザスでございました。
パリのメトロやロンドンのチューブも乗っているんですけれどねぇ…
少なくともアルザスは、文化的にもドイツだと思いますよ。
ストラスブールはドイツ語のシュトラスブルク(街道の町)、
食べ物はキャベツとベーコンとソーセージを煮込んだり
じゃがいもをたくさん付け合わせたり、
リースリングのワインやビールを飲みます。
大体、ストラスブールの一番の目玉地区、
プティ・フランス(小フランス)なんて変な地名ですよね。
元々フランスの町の地名だとしたら。
いよいよお嬢様の出番がきたようでございますな!
買いましょう! 2つの跨線橋!! まるっとセットで!!!
0系とE3系と500系をお庭に並べ、プラットホームを作り、2つの跨線橋で結びましょう。
いやちょっと不釣合いでございますな・・・。
新幹線と昔ながらの跨線橋では。ちょっと・・・。
(妄想モード突入)
新幹線はお嬢様のお屋敷の西側の広い芝生に置きましょう。
跨線橋は・・・そうですな、北側に空き地がございますな。
そこに置きましょう。そこは大正ロマンを感じさせる空間にしたいですな。
線路を敷設してホームを作り、8600型蒸機を置きましょう。
30系客車など置くのもよろいしいかと存じます。
召使の者には大正時代の車掌服を着させましょう・・・。
↑と、このようにして妄想モードに入ってしまい、私などは鉄道模型にはしってしまう訳です。
鉄道模型は自分の一番好きな風景、車両を手元に置けますから。
※前回のコメントから:旅行話、楽しいですよ~~。
毎回「それ、どこよ」っていうところが楽しいんです!!
そして世界地図を見る。
地理がわかる。
お嬢様のお話を聞いて、歴史もわかる。
文化もわかる。
旅行気分になれる。
こんな素晴らしい日記を書いて下さるお嬢様に感謝です!