国境の駅・モダーヌ〜ヨーロッパのベスト車窓風景
一昨日出かけてからまだ疲れが取れません。
昨日もふーふー言っていたので、
ついついサボらせて頂きました。
今日もあっさりと、
思い出語りでお茶を濁したいと思います。
そんなわけで、国境シリーズ、その3。
多分、以前に書いているであろうヘギシャロムと
先日のバーゼルに続いて3回目です。
上の写真は
イタリアとフランスの国境駅の一つ、モダーヌです。
お天気が良ければ、さぞや美しかったろうにと思うのですが
なぜかイタリアではずっとお天気が優れず
国境あたりでようやく雲が薄くなって来たところです。
北イタリア、ミラノからトリノを経て、
ローヌアルプを通ってフランスのリヨンに行くルートで、
実は以前はトーマスクックのヨーロッパ鉄道時刻表
編集部お勧め車窓ベストルートの1つに選ばれていました。
近年はケチって日本語版を買ったり、
それどころか時刻表も買わずにおおまかな予定を立てるだけで
旅行に出かけてしまうようになったので、
今もまだクックの時刻表に載っているかは分かりませんが、
今はこのルートもTGVのルートとなってしまいました。
私は生まれて始めての長期の一人旅でこの地を通り、
予備知識がなかったので、車窓風景に感激しました。
上の写真の奥、山小屋風の建物に
「モダーヌ」と書かれていて、これが駅舎なのだとわかります。
車内が写ってしまっていてスミマセン。
ミラノからポー川流域の平地や丘陵地を走っていたのに
トリノを出て、しばらくするとこんな風景になっていました。
真っ青な石灰質の水が流れていて、
スイスやオーストリアのアルプスとは全く違う
やさしげなアルプスの風景となっています。
これもモダーヌ駅。
すぐ近くには有名なモン・スニ峠があります。
モン・スニ峠にはラック・レール式の登山鉄道でしたが、
ゼンメリングより実は早く開通したアルプスの峠越え鉄路
とも言えるかもしれない鉄道が走っていたらしいです。
(実はあんまり詳しくない… 笑)
イタリアのトリノもここフランスのサヴォア地方も
昔、イタリアを統一したサルディニア王国だったので、
(イタリア最初の首都はトリノ)
サルディニア王ビットリオ・エマヌエーレの名前を冠した
(ミラノのガレリアもこの人の名前が付けられています)
鉄道が布設されたという訳です。
しかしお天気が悔しいです。
.
なにしろ私が見たミラノはこんな景色でした。
ホテルの窓から見たレプブリカ広場は霧の中…
そしてリヨンで私を出迎えたのは、初対面のコイツでした。
当時まだオレンジが走っていたので
わざわざこの色を選んだのですが、
今思えばオレンジ色にも乗っておきたかったです。
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モダーヌは・・・、ありました!(世界地図を見てる)
ミラノ~トリノはアルプス山脈南端の平野でございますね。
トリノからアルプス山脈の渓谷に分け入り、南アルプス山間の町モダーヌにいかれたのでございますね。
生まれて始めての長期の一人旅とはさぞ心細かったでしょう。
お嬢様のお気持ちを考えると、ああ、いたたまれません!
でもそれだけに、美しい風景が見えた時、心に残るものになったのでございましょう。
(お写真を拝見)やさしげなアルプスでございますね・・・。
おっと、サルディニア王国だったんでございますか。
また、お嬢様に歴史と文化を学ばせていただきました。
おお、またお手製の地図がっ!
あまりご無理をなさらないで下さいね。
皆様、お嬢様の旅行記は、世界地図を片手に持って読むと、よりいっそうおもしろいものとなります。
ぜひぜひ、お試しあれ。
ポン・ションさん、こんばんは〜
いつもコメントありがとうございます〜!
プリントのスキャンなので写真が汚くて申し訳ありません!
長期の滞在でしたので、あまり旅行支度をしていなくて
レンズ付きフィルムの類いも結構使っていたのですが
今更ながら、ちょっと後悔しています。
気を抜くと長々めんどくさい事を色々書いてしまって
いつも気をつけようと思っているのですが
鉄道の話なんだか歴史の話なんだか
結局、中途半端になってますね〜(反省)
こんな日記?にお付き合い頂けて感謝です!