一人が一番空しい駅〜マルヌ・ラ・ヴァレー

今日は鉄道旅行話の番外編。

空しいと言いますか、なにやら気恥ずかしくて
駅や駅名の写真すら撮っていませんでした。

先日書いた、イタリアからリヨンまでの
美しい車窓風景を楽しみながらの旅の後、
リヨン・パールデュー駅から、東南線では当時少数だった
銀色のTGVに乗って私が向かったのはパリ市郊外、
マルヌ・ラ・ヴァレーの駅でした。

銀色ボディーのTGVは当時、
アトランティック線用の車両でしたが、ユーロスター開業後
リヨンからパリ市内を迂回してリールへ接続する便ができたので
きっとこれなら銀色の新型に乗れるだろうと目論んでの
ルート選びだったのですが、そのついでも兼ねて
ここではぜひ２泊は取って、ゆっくりと滞在したかったのです！

と、いう訳で、一カ月間過ごした仲間達とウィーンで別れ、
私は一人でぐるっとここまで大回りしたのですが、
一人でこの駅に立つ惨めさは、ちょっと後悔したりもしました。
そして泊まったのは上のお伽の国のようなホテル。

…いや、お伽の国のホテル。
ディズニーランド・ホテルです。

……だって行っておきたかったんだもの！！（笑）
なにしろ香港以外のディズニーテーマパークは制覇していますから。
家族と一緒の旅行では、絶対来れない「ここ」は
一人の時でもなければ行けないのです！
って、なんかすっごく妙な話ですが。

いろいろ名前が変わっていますが、現在も一つ前の名前、
ディズニーランド・パリが一番通りのいい、この場所、
一人で来るヤツの顔が見たいよ！という代表的な場所ですね。
しかもディズニーランドホテルですよ。
この周辺で一番良いホテルです。一人で（笑）。

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マルヌ・ラ・ヴァレーはディズニーランド・リゾートの為に
作られた駅ですが、バイパスの駅ですので、
この駅を通過するTGVは結構数多くあります。
このバイパス線はここを出るとシャルル・ド・ゴール空港、
そしてユーロスターとの接続駅のリール・ヨーロッパへ向かいます。
パリ市内の駅に停まる列車はここにはやって来ませんので、
パリからディズニーランドへは近郊列車RERを利用します。

私もこの時は、さっさと空港へ向かったので、
全然パリには立ち寄る事無く帰国しました。便利ですね〜

余談ですが、上は改装前のスペースマウンテン。
ミッション1のレトロフューチャー全開の頃です。
地球上の全てのスペースマウンテンの中で、
一番面白いと思っています！
ジュール・ベルヌの月世界旅行をテーマにしたこれは
スペースマウンテンなのに肩にセキュリティーバーが？と思ったら
いきなり大砲で打ち上げられるし
360度ループするし、コークスクリューはあるし、速いし、
一人で乗っても（…）死ぬ程楽しかったです。
私の前になぜかやっぱり一人で乗っていたおじさんは、
流れる涙を拭う事もせず、放心状態で下車しました（笑）。
ググってみると、日本のスペースマウンテンが
時速50キロないのに、こちらは90キロを越えるそうです。
そりゃあ速いはずだ。
最初打ち上げる時、首、行ったかと思いましたもの。

スペースマウンテンの何が一番怖かったのかを考えると、
シートに付いたスピーカーから流れる音楽だと思い至りました。
これまたレトロなローラーコースター・サウンドの
「DE LA TERRE A LA LUNE」という曲が恐怖を煽るんです。

そんなわけでこのCDを手に入れたので、
今ではいつでも、こわーーい思いに浸れます（笑）。

１人で17のアトラクションに乗って、
（もちろん2度3度乗ったものもあり）お土産買って
１人淋しく帰国しました。