肥薩線の旅・球磨川に沿って〜九州横断特急
毎度ながらの嘉例川を出発して肥薩線を北上、
吉松からは観光列車でもある「しんぺい」に乗っての旅を
ついつい書いてしまいましたが、前回までの行程、
ループとスイッチバックと難読駅名と秘境駅と、
鉄の好物詰め合わせみたいな小畑を過ぎると
しんぺい号の終点、人吉に到着します。
この人吉も温泉で人気の場所ですが、
私がしんぺいに乗った時はさらに向こう、
阿蘇の方の温泉に泊まる予定でしたので、
人吉からは一気に特急列車に乗って行く事となりました。
で、乗り継いだのが写真の九州横断特急です。
ネーミングがなんと言いますか…そのまんまですね(笑)。
むしろ潔い気もします。
いさぶろう・しんぺいに続いてまたも真っ赤な車体、
JR九州のコーポレートカラーと同じで
「燃えてるぜ! 火の国だぜ!」という感じがします。
相変わらずこの辺りは非電化区間なので、
やっぱり気動車特急なんですね〜
キハ185の九州横断特急専用リニューアルカーのようで、
正面にも185DCと書かれています。
これも特急と言っても比較的停車駅も多く、速度も遅め、
観光列車と言ってしまっても良いかもしれない特急です。
そして肥薩線でも今迄の山岳風景とは一転、
人吉から八代までは球磨川沿いに走る、
今度は雄大な渓谷の車窓風景が展開する区間となります。
…なんでエラそうに語っているんでしょうね(笑)。
そんな事ぐらいご存じの方が多く来られているのに。
球磨川です。
日本有数の急流だけあって、眺めは四万十とは違います。
あ、ワイドビューしなのからの木曽川に似ているかも。
それにしてもJR九州の列車デザインは
どの列車を見ても個性的で独特ですよね。
これは…うん、かなり好きかも。
肥薩線だとはやとの風も結構好きです。
車内は木目調のエクステリア。
車内販売ではなにやら鮎を使ったお弁当が人気とか。
私は鮎は苦手なので、大人しく普通の幕の内を。
つぱめやリレーつばめと同じように、
明るくて健康的で、そして落ち着きのある車内です。
八代からは鹿児島本線に入ります。
八代、新八代と来た列車は、熊本から進路を東に変え、
豊肥本線に入り、阿蘇の外輪山の中を通って大分からは
また向きを変えて日豊本線を北上、別府へと辿りますが、
私は立野駅で九州横断特急とお別れです。
この豊肥本線も阿蘇高原線と呼ばれる通り、
ダイナミックな車窓風景がこれまた人気のローカル線。
数少ない全線直通列車がこの九州横断特急な訳です。
私が降りた立野駅はスイッチバック駅で、
スイッチバックの尻尾の部分に駅があります。
阿蘇の外輪山に貼り付いた駅で、豊肥本線は
ここから3段スイッチバックを経て阿蘇へ入ります。
立野駅は島式1面2線のホームで、
写真を撮っている場所は駅前広場へ向かう橋の上です。
JRホームと反対側を向くと、日本一長い駅名の
南阿蘇水の生まれる里白水高原駅のある
第3セクターの南阿蘇鉄道の起点となる駅が見えます。
立野駅の駅名表示の上の方には
「秘湯の里とスイッチバックのある駅」と書かれています。
その秘湯に行くんでーす!
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こんにちは。
エラそうに語っちゃってくださいませ!私の中では勝手に、詠先生です!?^^
この列車のデザインも素敵ですね。この前、ちょこっとだけJR九州に乗りましたが、素人目にも「オシャレ!」と思ってしまいました。もちろん、車窓もステキです!
ところで、3段スイッチバック!夫がきいたらよだれが出そうな勢いです。スイッチバックには、「へぇ~♪」としか思わない私ですが、秘湯には、胸がキュンとします^^
chibiromanさん、こんばんは〜
先生なんて申し分けなさ過ぎます!!!
chibiromanさんの楽しい文章のファンはワタクシでございます。
やまぐち号、篠目の所のトンネル、デッキで乗り通したなどと
並大抵の根性では無理かと思います!!
私は車内でですら、ススまみれになりました…
そして、えー、温泉のある所にしか旅行していない気が…
山口線は湯田がありますしね〜
JR九州は本当に奇抜なデザインが多いですよね。
いろいろと憧れの列車があります。