コンパートメントにまた乗りました〜・後編

700系レールスター
新しいモニターーにしたせいで、また疲れ目が出てしまって、
昨日続きを書く事ができませんでしたが、
ひかりレールスターのコンパートメントについて、
もうちょっとだけ、補足記事を書かせて頂きます。

写真の通り、グレーがかった車体カラーに
濃いグレーとイエローのライン、黒いマスク(?)と
一目でそれと判る700系7000番台、8両編成のひかり号です。

このレールスターのコンパートメントは
かなり濃いスモークガラス張りのドアで、
完全個室になっていますが、実は壁部分はただのつい立て状、
声などは筒抜けですので、会話にはご注意下さい!


3人以上のグループで利用でき、子供でも人数に含みますので
要注意なのが、子供連れのグループです。
「子供が騒いでうるさいから個室にしたの」なーんてセリフを
よく耳にしますが、冗談ではアリマセン。
こんなグループが車内に混じっていると、かなり辛いです。

<br />
レールスター コンパートメントドア
こんな風に、コンパートメント内部からも、通路からも
よくよく注視しないと見えにくいガラスのせいで、
完全独立の個室だと思われてしまうのが諸刃の剣…

視線を上方に動かしてみると…
レールスター 天井部
通路の天井が普通に見えます。

シートの背もたれに接している壁、これも視線を移動すると…
レールスター 天井部 2
普通に一般の指定席に繋がっています。
あ、ここ、荷物棚と繋がってたんだ!(笑)

人が写っちゃったので写真はありませんが、
下方も同様に隙間があります。足が見えます。

ですので、ダレた格好で乗っていようが、寝転んでいようが
視線は気にしなくても良いのですが、声は普通によく聞こえます。
「個室だから安心」と親は子供を黙らせませんから、
ヘタをすると地獄の2時間半ということも十分あり得ます。

そうそう、4号車サイレンスカーは、盆暮れの超繁忙期には
普通車になりますので、静かに乗る事は諦めて下さい。
私は阿鼻叫喚の中で過ごした事があります。
しかもオフィスシートを取っていたのですが、興味しんしんの
ちびっ子達が後ろからのぞくので、仕事ができませんでした。

.
ところで、こんな真っ黒なガラスのつい立てがあるんじゃ
車内販売に用がある時はどうすればいいのか。
と、いえばこの緑のボタンです。
レールスター 車内販売ボタン
押すとランプがついて車内販売の方に知らせます。
通る際に気づいて声をかけてくれる仕組みです。
思いっきり手動ですので、なかなか来てくれないし、もういいや
…という時は、もう一度ボタンを押せばランプは消えます。

レールスター 旅指南
以前、西車の一部には「旅指南」という、サービスがありました。
乗り次等を調べてプリントアウトできるものだったのですが、
現在はサービスを中止してしまったので、こんな情けない姿に。
この旅指南は、ひかりレールスターと500系のぞみの
デッキにだけあったかと記憶しています。

停車位置
東日本の新幹線に負けない程、編成にバリエーションがある
山陽新幹線区間は、停車位置表示もこんな感じです。
16両編成のぞみは黄色い位置に(ここは6号車と7号車ですね)、
16両編成ひかり号は赤い位置に(同じく6号車と7号車です)、
そして8両編成のレールスターはグレー(ほぼ黒)と黄色の位置
(2号車と3号車)、そして4両・6両のこだま号は緑、です。
あ、8両編成のこだまは別途書いている事も多いのですが。

指定席
最後におまけ。
コンパートメントの通路から見た一般指定席。
2×2シートで広々としています。
左の手前に、コンパートメントとの区切りでできたスペースを
荷物置き場にした、その区切りの壁がちょこっと写っています。

ちなみに最高速度は285km。
ちょっと前には「速達型」と呼ばれるレールスターがあって、
一部ののぞみ号より大阪〜九州間の所要時間が短いという
なんだか笑ってしまう列車がありました。
のぞみ料金不要なのに座席が広くて速い!

大阪〜博多は航空機というほぼ互角のライバルがあるからこそ
航空機に対するアドバンテージを模索した結果が
このひかりレールスターという、居住性にすぐれ、
かつ多様なニーズに応えて「移動中にもいろいろできる」
車両なのでしょう(もちろん本数の多さも)。

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カテゴリー: 日本の鉄道, 鉄道の事・車輌の事 — 詠 10:39 PM  
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