クック時刻表を買わずに旅する法・2

駅間時刻表
先日はまたも無駄話が過ぎてしまい、
肝心な本題に入る事ができませんでした。
しかも更新するのに間が開いてしまいました…
さてさて、先日の都市別時刻表の冊子、
あれが私のもっとも頼りにしている相棒ではないのです。

むしろ、一番使い勝手が良い時刻ガイドは上の写真の
ペラモノの時刻表なのです。

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カテゴリー: ドイツ・オーストリア, 海外の鉄道 — 詠 8:00 PM

クック時刻表を買わずに旅する法

トーマス・クック
長い間の山口旅行におつき合い頂き、ありがとうございました。
いやー、思いがけず長かったですね(笑)。
そんな訳で、今日は久しぶりにヨーロッパ鉄道旅行の話題。

ヨーロッパを鉄道で旅行する人にとっては欠かせないもの、
そのまず第一に挙げられるのは
このトーマス・クックの時刻表ではないでしょうか。

クックの時刻表にはヨーロッパ時刻表と
アメリカの時刻が載ったオーバー・シーズがありますが、
普通トーマス・クックの時刻表というと、
この赤表紙のヨーロッパ鉄道時刻表でしょう。

トーマス・クックは世界で初めてパッケージツアーを催行した
旅行会社ですので、他にもガイドブックなどを出版しています。
写真はヨーロッパ鉄道時刻表(原語版)と
世界の空港情報の載った、エアー・トラベル・ハンドブック。

時刻等はインターネットで調べるという手もありますが、
冊子の時刻表のメリットについては、
ここに来られている方々はよーくお判りかと思います。

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オーストリアの切符

メルク行き切符
もうどの切符を載せたのか載せていないのか
分からなくなって来ています。
多分、今日の切符のうち、3枚は載せていなかったはず。

今日はオーストリア国鉄の切符です。
通常、駅の窓口で買うと、こんなきっぷになります。

上の写真の切符は上が(薄くて見にくいのですが)
ウィーン南駅からグラーツを経由、スロベニアの首都
リュブリャーナ迄の切符です。
さすがに外国迄の切符だからか、発着駅、日付け、
有効期限の他、いろいろな補足や説明も打ち出されています。
金額は10,000円程ですね。結構高い!!
そりゃそうですね。

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君よ知るや南の国〜国境の駅4

ブレネロ

君よ知るや南の国 レモンの木は花咲き
くらき林の中に こがね色したる
柑子(こうじ)は枝もたわわに実り

様々な名訳のあるゲーテのミニヨンの歌の一節です。
これは森鴎外の訳ですが、
「君よ知るや南の国 樹々は実り花は咲ける」
という堀内啓三 恵贈 敬三さんの名訳も有名です。

ゲーテの「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」に
登場する薄幸の少女ミニヨンは
トマのオペラ「ミニヨン」の題材にもなっていますが
彼女の歌うこの詩は、今も昔も
ドイツの人々の心を揺さぶるようです。

長く厳しい冬には暗く重い雲がたれ込める
ドイツの人々にとって南国とはイタリアの事でした。

中部ドイツのボンに生まれ、旧東ドイツの地域で活躍した
ゲーテは憧れのイタリアに行った時の事を元に
「イタリア紀行」を書き、
そしてこのヴィルヘルムマイスターでも書いています。

また、少年モーツァルトも当時音楽の本場と言われていた
ローマで一旗あげる(&求職の)為にイタリアに赴きました。

北方のネーデルランドの画家達も本場の絵画を学ぶ為
アルプスを越えてイタリアに向かいました。

彼等が同じく辿った道、それはかのブレンナー峠でした。

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優雅な通勤列車・2

Sバーン
今日もサッカーのメジャー大会中で、へとへとです。
そんな訳で今日もさらっと軽いネタです。

先週、優雅な通勤列車という事で、ドイツを走っている
ビストロカーの付いた快速列車をご紹介しました。
今回はさらにグレードアップした
うらやましい通勤列車です。

…と、いっても
豪華な車両にグレードアップしたのではありません。
その逆です。車両がグレードダウンしたぶん、
余計にうらやましさの募る「市電」です。

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ドナウ川の生まれる所

フュルステンベルク公の館
皆様もドナウ川はご存じですよね。
ボルガ川に次ぐ長さを持つ、ヨーロッパ第2の大河で
東欧諸国など10カ国を経て、黒海に注ぎ込んでいます。

ドイツ、オーストリア、ハンガリー辺りを旅していると
このドナウ川には至る所で出会います。

また運が悪いのか、冬に行くと
異常増水している所によく出くわします。
ドナウ上流に沿ったローカル線に乗れば
氾濫原のようになった景色が続いたり、
レーゲンスブルクに行った時などは、
お目当ての”ドイツ最古のソーセージ屋”さんは
半分水没していて、窓からホースが突き出ていて
そこから排水の真っ最中でした…
もちろん営業はしていません。

そんなこんなで、ふと、
ドナウ川の一番上流に行ってみたくなりました。

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歩いて国境を渡る駅

バーゼルSBB
日本に居るとあまり感覚が分からないものの一つに
国境があります。

その点ヨーロッパは陸続きで多くの国が隣接している為、
国境というものは大変身近なものであると同時に
多くの争いの原因ともなって来ました。

EC統合以後、この国境を行き来する事は
我々旅行者にとっても大変気軽なものになりました。
そのぶん、かつての様に列車の旅で国境を越える度に
パスポートにスタンプやビザが増えて行くという
楽しみは無くなりました。

今は国境で入国管理や税関の職員が乗って来て
「パスポートを拝見」という事も少なくなりました。

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優雅な通勤列車

インターレギオ
サッカーが忙しくて(笑)、へとへとです。
おかげで昨日はこちらも更新できませんでした。
今日もさらっと軽いネタで行ってみたいと思います。

で、またドイツネタです。

昔はICやECなどの優等列車の1等車が赤系、
2等車や地域間快速IRなどはグリーン系統の色が
車体の塗装には使われていたかと思います。
でも、今はIR(インターレギオ)でもこんな色なんですね。
オーストリアの列車みたいです。
もちろん、これ2等車です。「2」とドア横にありますよね。

これは一年ちょっと前、バーデン・ビュルテンベルク州で
朝に見かけた近郊列車なので、
おそらく、言ってみれば通勤列車な訳ですが、
しかし、優雅です。 日本とはえらい違いです。

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皇帝列車

皇帝列車
ゆうべから今日にかけてはサッカーの
ワールドカップ予選が世界中あちこちであったので
あれこれ見ていて(聞いていて)とてーも眠いです。

半日ぐらいずーーっとネット放送をつけっぱなしで
自分では見ようとは思わないような
マニアックな(?)対戦まで見てしまいました。

その中で、旧東欧旅行好き的に気になった対戦は
チェコ対スロバキアでしょうか。
10年ほど前ならあり得なかった対戦ですよね。

そしてもう一つはオーストリア対ルーマニア。
オーストリアが勝ちました!
旧東欧の国はたいていサッカーが強いのに、
盟主ハプスブルクの本家はなんだか弱いので気になります。

と、無理やりオーストリアに話を持って行きましたよ(笑)。

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変な駅名

半家駅

昨日、変な遊びの写真を載せてしまったので、
今日はその流れから駅名の話です。

そもそも地名・人名には難読なものが多いので
駅名だって難読なものが多くなるのは仕方がありませんが
時々困る事がありますよね。

とりわけ難読…というわけではありませんが、
大阪市営地下鉄の谷町線は
「いろいろと折り合いつけるのに苦労したんだな」
と、感じさせる駅名が並んでいます。
太子橋今市、千林大宮、関目高殿、四天王寺夕陽ヶ丘、
駒川中野、喜連瓜破(あ、これは難読かも)…と
駅名を取り合った結果、両方の地名を並べた感がありありです。

以前、この線に乗っていて乗り過ごし、
慌てて電話連絡をしたのですが、
「今どこにいるの?」と言われて、読めなかった事があります。
漢字で「あっ、無理」と思ったので駅名の仮名表示を見たら
もっと読めませんでした。
 のえうちんだい
どこで切るのよ(笑)。
焦って「のえぅちんだぃ〜?↑」と、
妙なイントネーションになって、相手も「ハァ!?」でした。
野江内代駅です。
落ち着けば「のえ・うちんだい」と判りますが
慌ててる人間向けに「のえ うちんだい」と
スペースを付けるとかして、振りがなをしてほしいものです。

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