クック時刻表を買わずに旅する法・3

フランス駅間時刻表
最近、また更新頻度が減って来てしまってますが、
スローライフにまったり速度もいいかな?
と言い訳がましく考えています(笑)。

さてさて、この2回にわたってトーマス・クックの
ヨーロッパ鉄道時刻表を買わずに済む方法を書いていますが、
もちろんちょっとぐらい古くてもクック時刻表があった方が
どこを走っている路線に接続出来るか、とか
どのルートも選択肢に入るか、とか分かって便利です。
ユーレイルパスを買うと付いて来る、あのオマケの
それこそおおまかな列車しか出ていない時刻表でもいいです。
また、大雑把に調べるなら、
最近はたいていの各国の国鉄・民鉄のサイトで
時刻や乗り継ぎの検索が出来るのでそちらももちろんご利用下さい。

「大雑把に」と書いたのは、やはり言葉の壁や
ピクトグラムや略号の日本との相違があるので
結構、間違えてしまったり、という事もあるのです。

なので、古い時刻表や鉄道路線の書かれた地図、
そして鉄道会社のサイトを補助として、
無料時刻表を使う、というスタイルをお勧めしています。

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クック時刻表を買わずに旅する法・2

駅間時刻表
先日はまたも無駄話が過ぎてしまい、
肝心な本題に入る事ができませんでした。
しかも更新するのに間が開いてしまいました…
さてさて、先日の都市別時刻表の冊子、
あれが私のもっとも頼りにしている相棒ではないのです。

むしろ、一番使い勝手が良い時刻ガイドは上の写真の
ペラモノの時刻表なのです。

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カテゴリー: ドイツ・オーストリア, 海外の鉄道 — 詠 8:00 PM

クック時刻表を買わずに旅する法

トーマス・クック
長い間の山口旅行におつき合い頂き、ありがとうございました。
いやー、思いがけず長かったですね(笑)。
そんな訳で、今日は久しぶりにヨーロッパ鉄道旅行の話題。

ヨーロッパを鉄道で旅行する人にとっては欠かせないもの、
そのまず第一に挙げられるのは
このトーマス・クックの時刻表ではないでしょうか。

クックの時刻表にはヨーロッパ時刻表と
アメリカの時刻が載ったオーバー・シーズがありますが、
普通トーマス・クックの時刻表というと、
この赤表紙のヨーロッパ鉄道時刻表でしょう。

トーマス・クックは世界で初めてパッケージツアーを催行した
旅行会社ですので、他にもガイドブックなどを出版しています。
写真はヨーロッパ鉄道時刻表(原語版)と
世界の空港情報の載った、エアー・トラベル・ハンドブック。

時刻等はインターネットで調べるという手もありますが、
冊子の時刻表のメリットについては、
ここに来られている方々はよーくお判りかと思います。

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一人が一番空しい駅〜マルヌ・ラ・ヴァレー

ディズニーランドホテル
今日は鉄道旅行話の番外編。

空しいと言いますか、なにやら気恥ずかしくて
駅や駅名の写真すら撮っていませんでした。

先日書いた、イタリアからリヨンまでの
美しい車窓風景を楽しみながらの旅の後、
リヨン・パールデュー駅から、東南線では当時少数だった
銀色のTGVに乗って私が向かったのはパリ市郊外、
マルヌ・ラ・ヴァレーの駅でした。

銀色ボディーのTGVは当時、
アトランティック線用の車両でしたが、ユーロスター開業後
リヨンからパリ市内を迂回してリールへ接続する便ができたので
きっとこれなら銀色の新型に乗れるだろうと目論んでの
ルート選びだったのですが、そのついでも兼ねて
ここではぜひ2泊は取って、ゆっくりと滞在したかったのです!

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オーストリアの切符

メルク行き切符
もうどの切符を載せたのか載せていないのか
分からなくなって来ています。
多分、今日の切符のうち、3枚は載せていなかったはず。

今日はオーストリア国鉄の切符です。
通常、駅の窓口で買うと、こんなきっぷになります。

上の写真の切符は上が(薄くて見にくいのですが)
ウィーン南駅からグラーツを経由、スロベニアの首都
リュブリャーナ迄の切符です。
さすがに外国迄の切符だからか、発着駅、日付け、
有効期限の他、いろいろな補足や説明も打ち出されています。
金額は10,000円程ですね。結構高い!!
そりゃそうですね。

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君よ知るや南の国〜国境の駅4

ブレネロ

君よ知るや南の国 レモンの木は花咲き
くらき林の中に こがね色したる
柑子(こうじ)は枝もたわわに実り

様々な名訳のあるゲーテのミニヨンの歌の一節です。
これは森鴎外の訳ですが、
「君よ知るや南の国 樹々は実り花は咲ける」
という堀内啓三 恵贈 敬三さんの名訳も有名です。

ゲーテの「ヴィルヘルムマイスターの修行時代」に
登場する薄幸の少女ミニヨンは
トマのオペラ「ミニヨン」の題材にもなっていますが
彼女の歌うこの詩は、今も昔も
ドイツの人々の心を揺さぶるようです。

長く厳しい冬には暗く重い雲がたれ込める
ドイツの人々にとって南国とはイタリアの事でした。

中部ドイツのボンに生まれ、旧東ドイツの地域で活躍した
ゲーテは憧れのイタリアに行った時の事を元に
「イタリア紀行」を書き、
そしてこのヴィルヘルムマイスターでも書いています。

また、少年モーツァルトも当時音楽の本場と言われていた
ローマで一旗あげる(&求職の)為にイタリアに赴きました。

北方のネーデルランドの画家達も本場の絵画を学ぶ為
アルプスを越えてイタリアに向かいました。

彼等が同じく辿った道、それはかのブレンナー峠でした。

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国境の駅・モダーヌ〜ヨーロッパのベスト車窓風景

モダーヌ
一昨日出かけてからまだ疲れが取れません。
昨日もふーふー言っていたので、
ついついサボらせて頂きました。

今日もあっさりと、
思い出語りでお茶を濁したいと思います。
そんなわけで、国境シリーズ、その3。
多分、以前に書いているであろうヘギシャロムと
先日のバーゼルに続いて3回目です。

上の写真は
イタリアとフランスの国境駅の一つ、モダーヌです。
お天気が良ければ、さぞや美しかったろうにと思うのですが
なぜかイタリアではずっとお天気が優れず
国境あたりでようやく雲が薄くなって来たところです。

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アルザスのモダン車両

ストラスブール
アルザス・ロレーヌと言えば、
「フランスばんざい」の「最後の授業」とか、
二つの国の間で翻弄された地域、というイメージですが、
鉄な人的にはモダンな未来派車両の宝庫としての
イメージが強いのではないでしょうか。

世界遺産、ストラスブールの旧市街を走り抜ける
グリーンの超低床車両の市電や(結構高速なんですよね)
スマートな近郊型車両などなどが思い浮かびます。

上の写真は、そんなアルザスの通勤列車です。
前世紀風の重厚な駅舎に停車する景色がミスマッチです。
(多分、ストラスブールです。これ。)

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カテゴリー: フランス・イギリス, 海外の鉄道 — 詠 11:10 PM  コメント (3)

優雅な通勤列車・2

Sバーン
今日もサッカーのメジャー大会中で、へとへとです。
そんな訳で今日もさらっと軽いネタです。

先週、優雅な通勤列車という事で、ドイツを走っている
ビストロカーの付いた快速列車をご紹介しました。
今回はさらにグレードアップした
うらやましい通勤列車です。

…と、いっても
豪華な車両にグレードアップしたのではありません。
その逆です。車両がグレードダウンしたぶん、
余計にうらやましさの募る「市電」です。

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ドナウ川の生まれる所

フュルステンベルク公の館
皆様もドナウ川はご存じですよね。
ボルガ川に次ぐ長さを持つ、ヨーロッパ第2の大河で
東欧諸国など10カ国を経て、黒海に注ぎ込んでいます。

ドイツ、オーストリア、ハンガリー辺りを旅していると
このドナウ川には至る所で出会います。

また運が悪いのか、冬に行くと
異常増水している所によく出くわします。
ドナウ上流に沿ったローカル線に乗れば
氾濫原のようになった景色が続いたり、
レーゲンスブルクに行った時などは、
お目当ての”ドイツ最古のソーセージ屋”さんは
半分水没していて、窓からホースが突き出ていて
そこから排水の真っ最中でした…
もちろん営業はしていません。

そんなこんなで、ふと、
ドナウ川の一番上流に行ってみたくなりました。

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